皮の衣
(創世記3:21)
「神である主は,
アダムとその妻のために,
皮の衣を作り,
彼らに着せてくださった。」
アダムとイブが罪を犯した後の
神のあわれみです。
ここに,神の人への望みと
神の人へのあわれみを
見ることが出来ます。
罪を犯した後アダムとイブは,
いちじくの葉で自分の腰を覆います。
☆
(創世記3:7)
「このようにして,
ふたりの目は開かれ,
それで彼らは自分たちが
裸であることを知った。
そこで,彼らは,
いちじくの葉をつづり合わせて,
自分たちの腰のおおいを作った。」
神は人の裸を覆うために,
いちじくの葉をつづり合せた
覆いの代りに,
皮の衣を作って人に与えられました。
これは,神の罪人へのあわれみです。
☆
パウロはつぎのように言います。
(ガラテヤ3:27)
「バプテスマを受けて
キリストにつく者とされた
あなたがたはみな,
キリストをその身に着たのです。」
イエス・キリストを信じるものは,
キリストを着ていると
パウロは言います。
これは,パウロの体験にもなりました。
また,イエスを信じる者が
受ける恵みでもあり,
体験ともなります。
イエス・キリストを信じる者は,
キリストに
覆(おお)われているのです。
旧約聖書のヘブル語で,
贖(あがな)うという言葉は,
覆うと言うことを意味します。
この言葉は,キリストに覆われ,
包まれることを表わします。
それは,イエス・キリストを信じるものが
キリストを着ることによって成就します。