受胎告知
(ルカ1:35)
「御使いは答えて言った。
『聖霊があなたの上に臨み,
いと高き方の力が
あなたをおおいます。
それゆえ,
生まれる者は,
聖なる者,
神の子と呼ばれます。』」
聖霊の働きによって,
マリヤは受胎します。
処女降誕の信仰は
この言葉にかかっています。
イエス・キリストへの信仰も
この言葉にかかっています。
「聖霊」は,神ご自身です。
聖霊は神の創造の力であり,
天地創造の業をなさいました。
この創造の働きによって,
イエス・キリストは
マリアのうちに宿りました。
「聖霊」が
イエスに変わったのではなく,
聖霊の働きによって,
マリアが
神の子を宿したというのです。
マリヤは受け入れます。
(ルカ1:38)
「マリヤは言った。
『ほんとうに,
私は主のはしためです。
どうぞ,
あなたのおことばどおり
この身になりますように。』
こうして御使いは
彼女から去って行った。」
イエス・キリストの誕生の予告
(ルカ1:26-38)
「ところで,その六か月目に,
御使いガブリエルが,
神から遣わされて
ガリラヤのナザレという町の
ひとりの処女のところに来た。
この処女は,
ダビデの家系の
ヨセフという人のいいなずけで,
名をマリヤといった。
御使いは,はいって来ると,
マリヤに言った。
『おめでとう,恵まれた方。
主があなたとともにおられます。』
しかし,マリヤはこのことばに,
ひどくとまどって,
これはいったい何のあいさつかと
考え込んだ。
すると御使いが言った。
『こわがることはない。
マリヤ。
あなたは神から
恵みを受けたのです。
ご覧なさい。
あなたはみごもって,
男の子を産みます。
名をイエスとつけなさい。
その子はすぐれた者となり,
いと高き方の子と呼ばれます。
また,
神である主は
彼にその父ダビデの王位を
お与えになります。
彼はとこしえにヤコブの家を治め,
その国は
終わることがありません。』
そこで,マリヤは御使いに言った。
『どうして
そのようなことになりえましょう。
私はまだ
男の人を知りませんのに。』
御使いは答えて言った。
『聖霊があなたの上に臨み,
いと高き方の力が
あなたをおおいます。
それゆえ,生まれる者は,
聖なる者,神の子と呼ばれます。
ご覧なさい。
あなたの親類のエリサベツも,
あの年になって
男の子を宿しています。
不妊の女といわれていた
人なのに,
今はもう六か月です。
神にとって不可能なことは
一つもありません。』
マリヤは言った。
『ほんとうに,
私は主のはしためです。
どうぞ,
あなたのおことばどおり
この身になりますように。』
こうして御使いは
彼女から去って行った。」