(コメントつき再投稿)それはパワハラ

(新しいコメントがあったので、7月9日に再投稿します)

(以下2013年9月の投稿)
昨日(2013年9月10日)、生涯学習センター図書館で一人で作業(紙芝居などを比較して見る)をしていました。
他の人が近くのテーブルで話をしていたのを、黙って聞いていました。

某絵本の会のAさんと、今年の読み聞かせ入門講座受講生Bさんの会話です。
Aさんは、自分の会にお誘いするべく、Bさんに話しかけていました。

あんまり書くとしんどいのですが、私は一点に絞って書きたいと思います。
その会では、ある種の本のあれこれを「先輩」が指摘して、「それはダメ」とやるんだそうです。
良い先輩がたくさんいて、それがとても勉強になるんだそうです。そのおかげで育てられたそうです。学校図書館司書もメンバーにいて、そう教えてくれるそうです。
〇〇先生が、☓☓先生が、という言葉も聞こえました。Bさんがそれらの先生を知っていたかはよくわかりませんが。☓☓先生が主宰する勉強会へも盛んにお誘いしていました。

強い思いがあるので声高になるのでしょう、近くにいたおじさんが「ここは図書館だぞ」と吐き捨てるように言って席を離れていきました。それでもAさんの口は止まりません。それくらい「ちょっと異様な感じ」を受けました。
どうしても言葉を発したい強い思い、何かの不安を吐き出すようでもありました。言葉を発すること自体がその人たちは遮断されているのではないか。恐れ入ってただひれ伏している、その勉強の現場を思い起こさせます。

私は思うのですが、絵本の絵や文章の表現は、作家の表現でして、まず表現の自由として認められなくてはなりません。
その表現を、自分で自由に感じる・・・それは基本的人権です。憲法で保障されていて、市民が権力を縛るものなのです。
一定のところで図書館は線引きをして幅広く蔵書にあるのですから、それを尊重していきたいものです。
誰でもその時点の感覚で、「これは子どもにとっておもしろいかも」と思ってピックアップしてくるのです。それは基本的人権です。
プログラムもそうです。作った人はその人の感覚と表現力をもって絵本を組み合わせてくるんです。それらはその人の人格が現れたものです。
その人の感性(脳)が働いた大切な瞬間ですよね。指導者は相手に「線構造か点構造」か尋ねて、それが最大限発揮されるように助言すればいいのに、
「プログラムは線構造でやる」と図書館の人はまだそう思っているみたいですね。

ところで、上司がその地位を利用して部下の人格を否定するのは、パワハラだということは、大勢の人が知っていることかと思います。
「先輩」=上司、です。先輩という特権、あるいは司書であるという特権をを利用して、後輩の思いを否定する、こういうのをパワハラというのではないでしょうか。勉強と思っていたのは、「洗脳」でしかありません。洗脳集団にいると、そういうことが見えてこない不思議な状態になるのです。
洗脳の最中は、清々しいような満足感さえあるのです。それは指導者が有名な(肩書きが)人間であればなおのこと、夢のような気分でしょう。
だから、数年前から、私は一生懸命言っているのです。洗脳を解くプログラムが必要になるかも知れないよ、と。
Aさんのような方々も、洗脳被害者なのです。

「みんな立派な先生なのに」と、図書館の人は言うかもしれません。
しかし、権威というものが腐るとき、自分に取り入る人間には特別の厚情を持って、
批判的な人間には暴言を吐くのです。図書館の人たちにはわからないかもしれませんね。
裏の顔を、優等生は上手に隠すものなのです。苦々しい思いをしてきた大勢の人たちは、みんな離れていきました。
図書館が権威に目が眩んでいる限り、この思いは届かないことを、みんな知っているのです。
「教育」って基本的人権を踏みつけていいと、そういうものだと、大勢の人はまだ思っているのでしょうか。

自分が幼いころ感動した本は、誰にも否定されたくないでしょう。
特定の古典Cという本について、どれだけ素晴らしいか、巧みに語る先生XX。
でも、よく考えてください。本CがどれほどXX先生(と、感覚が似ている人々)にとって素晴らしいか、みんな知っているのです。
それは尊重しているのです。
でも、それよりも、利用者Dくん Eちゃん、一人一人の気持ちに沿って行くというのが、図書館のやり方ではなかったか。
それと同じように、読み聞かせ新人のFさん、Gさん、一人一人の気持ちに沿って行くのは、子どもに対応するのと同じ感覚です。こういう場合は、「先輩」の訓練こそが必要なのです。
それは、子どもの読書活動推進のポリシーではなかったか。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 交通費補助に... 『語る人の質... »
 
コメント
 
 
 
僕もパワハラみたいな事受けました (元読み聞かせボランティア)
2014-07-02 17:51:26
宮城県図書館で読み聞かせをしていました。すでにやめましたが、記事を読んで仲間として黙ってはいられません。
やめた原因は同じグループ内のボランティアのおばさん(A坂K子)からの過剰な叱責や暴言が原因でやめました。まとまりがなく、まだまだ書きたい事がありますが、はっきり言って、新人さんの育成にケチつける言葉を発するくらい指導者(読み聞かせ講師)の教え方が下手なんです。まずは、新人さんの前に、講師らの人間としてのスキル訓練が必要であります。また、図書館職員や人を傷つけるような言葉を発する講師や経験ボランティアは、ADHD・注意欠陥多動性障害(発達障害の一種)の診断を受けるべきです。
 
 
 
投稿感謝 (石倉恵子)
2014-07-09 16:09:09
コメントに気づくのが遅れて申し訳ありません。新潟だけでなく、全国的にそういう問題が起こっているのですね。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。