フリーペーパー「アッシュ」の2月23日号。青陵大学大学院の先生が 絵本について書いておられました。読んで安心しました。やっと、ここまできました。
古い時代の図書館司書、新大の非常勤講師など、「読み継がれた本による良書主義」を唱えるばかりの時代が長く続き、私は「このままでは自尊感情を育てるどころか子育て不安が募るばかり」と必死に反論を書き綴ってきました。これらの人からボランティア講座を受けた人が、今、団体のリーダーになっている場合も見受けられます。数年前まで図書館で「ステップアップ」と称して「絵本の見方」などが講じられてきましたが、それを受けた人も、ガリガリの良書主義者になっています。その講師と同じ口調で異論を封じようとするので、すぐに見分けがつきました。
プログラムや本の良し悪しを突き詰めることが良いボランティアであり、それがステップアップした人だという、強い思い込みが支配している団体もあるでしょう。
私たちは、一般の人や、まともな学識経験者(上記の非常勤講師を除く)から、なだめられているのです、「真面目すぎますよ」と。このことさえ、ほとんどのボランティアは知らされていない。まるで、マインドコントロールで世の中から隔離された人のようです。
ちゃんとしないと(例えばきちんとしたプログラムを作ったり上手に読むとか深く読み込むとか)、そうしないと絵本を楽しめないし、真面目じゃないのはダメなボランティアという意識が刷り込まれ、がんじがらめに自分を縛っている。あるいは、会の主宰者に縛られている。
各団体の内部は、井戸のようになっていて外部からは窺う事ができません。どうか井戸の中の蛙にならないように。広く情報を出し、世の中の情報を集め、ゆるやかにやりましょう。