『おすすめ紙芝居400冊』 子どもの文化研究所&紙芝居文化推進協議会/編(一声社)
3月5日に発売だそうです。一声社のトップページ、トピックスで紹介されています。
まだアップされていませんが、子どもの文化研究所の編集です。
この研究所は、紙芝居に関する研究では、いろいろな研究団体をリンクしてまとめていてくれるので、情報を取るのにとても役に立つのです。
去年、新潟かみしばいクラブが「ネタ帖」を出した時も3冊買ってくださいました。「自分達も作ろうと思っているが構成に迷っている」などというコメントもいただいていました。当会のネタ帖が役に立ったかな、とても見るのが楽しみです。
紙芝居文化推進協議会は神奈川県の手作り紙芝居コンクールなどをやっている団体です。こちらは長野ヒデ子さんを会長さんに、
大勢の手づくり作家がおられます。とても紙芝居の盛んな地域ですね。
「紙芝居文化の会」もいろいろな冊子でおすすめ作品をピックアップしているのを見ますが、童心社のものばかりで、「苦情は来ないのかな」とちょっと心配していました。新潟にも講座を展開されるという噂を聞きましたが、その辺の事情を説明されることを希望します。本物の探求をやっていると眉間にシワが寄るので、ちょっと一息つくといいかも。
現在、紙芝居を出版する会社も増えてきました。手づくりから出版にこぎつける人たちも多いです。私どものようにコピー複製して地域でやっている人も多いことかと思います。子どもの文化誌を読むと、大学の研究者も大勢研究に関わって来ている様子が分かり、ほんとに草の根だなあ、という気持ちになります。
リストに載っているおすすめ作品も、地域によって手に入らないことも多いことでしょう。人によっては理解できないようなものがリストアップされているかと思いますが、人の個性は幅広く、まさかと思うような語り手さんがまさかのはまり具合で語られることもあり、半分は人の語りの力によるものなんだなあと感じるのです。