世襲のおぼっちゃま総理に代わり、第94代首相に菅直人が就任した。
菅首相について
● 経済界は概ね歓迎で、財政再建などへの手腕を期待している。
● 非世襲の首相は、村山富市首相以来16年ぶり。
● 市民運動家出身の首相は戦後初。
● 山口県ゆかりの宰相誕生は、06年の安倍晋三氏に次いで9人目。
こんな論調で新聞に書かれている。
新首相は、国民の苦しみや悲しみが理解出来るはずで、その行動力には期待できる。 と私は思っている。
manifest ⇒ 明示する。証明する。宣言書。 (政界では政権公約の意味)
各党がこの “ マニフェスト ” を出しているが中身を覗いてみると、期待値の羅列で、実現へのプロセスが何ら語られていない。言ってみれば 「 絵に描いた餅 」 である。
政権の抱えている課題は、解決への難易度が高く、マニフェストの実行についても、困難を幾つも乗り越えなければ実現しない。
菅首相にとっては、いきなり正念場の参院選を迎え、その結果が問われることになる。
世の中は、自分の思い通りには動いてくれないもので 「 こんなはずではなかったのに 」 という思惑違いが、いつも待ち構えている。とくに政界とはそんな世界である。
月にむら雲 花に風