~ 鳴かず飛ばず ~

喜怒哀楽の日々を綴る

月にむら雲

2010-06-05 12:23:09 | 日記・エッセイ・コラム

世襲のおぼっちゃま総理に代わり、第94代首相に菅直人が就任した。

菅首相について

● 経済界は概ね歓迎で、財政再建などへの手腕を期待している。

● 非世襲の首相は、村山富市首相以来16年ぶり。

● 市民運動家出身の首相は戦後初。

● 山口県ゆかりの宰相誕生は、06年の安倍晋三氏に次いで9人目。

                        こんな論調で新聞に書かれている。

新首相は、国民の苦しみや悲しみが理解出来るはずで、その行動力には期待できる。 と私は思っている。

manifest ⇒ 明示する。証明する。宣言書。 (政界では政権公約の意味)

各党がこの “ マニフェスト ” を出しているが中身を覗いてみると、期待値の羅列で、実現へのプロセスが何ら語られていない。言ってみれば 「 絵に描いた餅 」 である。

政権の抱えている課題は、解決への難易度が高く、マニフェストの実行についても、困難を幾つも乗り越えなければ実現しない。

菅首相にとっては、いきなり正念場の参院選を迎え、その結果が問われることになる。

世の中は、自分の思い通りには動いてくれないもので 「 こんなはずではなかったのに 」 という思惑違いが、いつも待ち構えている。とくに政界とはそんな世界である。

                          月にむら雲 花に風     


「 ポッ ポッ ポー 」

2010-06-02 16:27:23 | ブログ

毎年 我家の庭には、野鳩が巣に卵を産み、雛を孵す。

昨日今日のこと つがいの鳩が我家の庭に、何処からか飛んで来て、いろんな木にある古い巣の中から、今回使用する巣を選んでいる。

その様子は

まずは、しだれ桜にある古い巣に、メスが入り、座り心地を確かめている。オスは、近くの枝に止まり、その様子を見守っているようだ。

私が近づくと、「 トゥー トゥー フタタ トゥー トゥー フタタ 」 と、オスが鳴いて、「 ここに居るぞー 」 と、存在を示す。 次にはメタセコイアにある古い巣へ その次には山桃にある古い巣へと、移動していた。

しばらくすると、つがいの野鳩は、居なくなっていた。どこかで、どの巣にするか オス メスで話し合っているのだろう。

他の木にも古い巣はあるのだが、今回は三者択一のようだ。決まったら オス メスで、使う巣を簡単にリフォームして、産卵に入る、という工程だ。近日中には決めるはずだ。

折しも 政界の 「 ポッ ポッ ポー 」 は、本日 辞任を表明された。

想えば 政権発足以来 八か月余の間いろんな局面で、育ちの良さから 「 NO- 」 と、いえなかった首相だった。首相には、どんな相手に対しても、悪くは言わない という八方美人的な傾向があった。

今後は、政界とは縁を切り、本当に八方を美人に囲まれて、有余る財力で余生を優雅に過ごされては、いかがでしょうか。