南アフリカにあるスタークフォンテイン洞窟(Sterkfontein Cave)の近くから化石化した20万年前のヒトの髪の毛が見つかっていたことが9日、学術専門誌「Archaeological Science」に掲載された論文によって明らかとなった。
今回、この発見に成功したのは、南アメリカのウィットウォーターズランド大学のルシンダ・バックウェル博士を中心とする人類学研究グループ。
研究グループはこの洞窟の近くで20センチ大のハイエナの糞の化石を発見。その化石を詳細に分析することによりその中にヒトの髪の毛が含まれていることが判ったとしている。
今のところ、この糞の化石は195,000~257,000年前のものだと見られており、研究グループでは当時の原生人類がハイエナによって捕食され、消化されずに残った髪の毛が糞として排泄され、それが運よく化石化することで今日まで残ったのではないかと見ている。
髪の毛の場合、保存状態によってはDNAを採取することが可能なことが、今回、この発見が注目視されている理由。しかし、見つかった髪の毛は完全に化石化しており、今のところDNAの抽出には全て失敗。研究グループではDNAの抽出は今後、新検出手法が編み出されるまで待ちたいと述べている。
これまでに見つかったもっとも古いヒトの髪の毛は南米で発見された9万年前のミイラから採取されたもの。今回の発見はこれまでの記録をいきなり10万年以上も遡ることができる極めて貴重な発見となる。
スタークフォンテイン洞窟では1947年に最初期の人類となる200万年前のアウストラロピテクス・アフリカヌスの化石が発見された古人類学上、極めて重要な場所。人類は最初期から現世人類に至るまでこの洞窟の近くで生活を続けてきたものと考えられており「人類のゆりかご」の別名で世界遺産にも登録されている。
人類の謎は、相変わらず奥が深い…というより、
まったく見えてこないですねぇ~。
繋がっているといっても断片的だしね。
今回、この発見に成功したのは、南アメリカのウィットウォーターズランド大学のルシンダ・バックウェル博士を中心とする人類学研究グループ。
研究グループはこの洞窟の近くで20センチ大のハイエナの糞の化石を発見。その化石を詳細に分析することによりその中にヒトの髪の毛が含まれていることが判ったとしている。
今のところ、この糞の化石は195,000~257,000年前のものだと見られており、研究グループでは当時の原生人類がハイエナによって捕食され、消化されずに残った髪の毛が糞として排泄され、それが運よく化石化することで今日まで残ったのではないかと見ている。
髪の毛の場合、保存状態によってはDNAを採取することが可能なことが、今回、この発見が注目視されている理由。しかし、見つかった髪の毛は完全に化石化しており、今のところDNAの抽出には全て失敗。研究グループではDNAの抽出は今後、新検出手法が編み出されるまで待ちたいと述べている。
これまでに見つかったもっとも古いヒトの髪の毛は南米で発見された9万年前のミイラから採取されたもの。今回の発見はこれまでの記録をいきなり10万年以上も遡ることができる極めて貴重な発見となる。
スタークフォンテイン洞窟では1947年に最初期の人類となる200万年前のアウストラロピテクス・アフリカヌスの化石が発見された古人類学上、極めて重要な場所。人類は最初期から現世人類に至るまでこの洞窟の近くで生活を続けてきたものと考えられており「人類のゆりかご」の別名で世界遺産にも登録されている。
人類の謎は、相変わらず奥が深い…というより、
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