昆虫が植物の性質を改変し、究極の「巣ごもり」生活を実現
-完全閉鎖型の虫こぶ内のアブラムシ集団存続の謎を解明-
<ポイント>
・植物組織からなる虫こぶがアブラムシの液体排泄物を吸収除去するという生物機能を発見
・昆虫が植物の形態や生理状態を変化させて生存に有利な生息環境を実現
・外部要因による植物機能の操作機構の理解に光を当てる新しい知見
<概要>
独立行政法人 産業技術総合研究所以下「産総研」という)生物プロセス研究部門と生物共生進化機構研究グループらは、ある種のアブラムシが植物組織に形成する虫こぶ(巣)では、内部に蓄積すると致命的になり得る液体排泄物が、虫こぶの内壁組織によってすみやかに吸収除去されるという新しい現象を発見した。
植物の汁を唯一の食物源とするアブラムシは、大量の液体排泄物(甘露)を排出する。アリが甘露を摂食するかわりにアブラムシを外敵から守るという共生関係はよく知られている。アブラムシの中には植物に寄生して虫こぶをつくり、その中で集団生活を営む種があるが、その多くは兵隊幼虫が虫こぶの開口部から甘露を捨てて処理している。ところが開口部のない完全閉鎖型の虫こぶをつくる社会性アブラムシもおり、それらの閉ざされた虫こぶ内部で甘露がどのように処理されているかはわかっていなかった。今回の研究成果は、ある種のアブラムシが植物の形態や生理状態を巧妙に操作して、虫こぶが甘露を吸収する能力をもつように誘導することを示唆しており、植物の形態形成や機能改変の理解に新たな光を当てる知見である。
詳細は下記公式サイト参照
産総研:プレスリリース
いや、まぁ誰得?と思いますが。
昆虫が植物の性質を改変するって凄いなと。
人間とやってること変わらへん。
-完全閉鎖型の虫こぶ内のアブラムシ集団存続の謎を解明-
<ポイント>
・植物組織からなる虫こぶがアブラムシの液体排泄物を吸収除去するという生物機能を発見
・昆虫が植物の形態や生理状態を変化させて生存に有利な生息環境を実現
・外部要因による植物機能の操作機構の理解に光を当てる新しい知見
<概要>
独立行政法人 産業技術総合研究所以下「産総研」という)生物プロセス研究部門と生物共生進化機構研究グループらは、ある種のアブラムシが植物組織に形成する虫こぶ(巣)では、内部に蓄積すると致命的になり得る液体排泄物が、虫こぶの内壁組織によってすみやかに吸収除去されるという新しい現象を発見した。
植物の汁を唯一の食物源とするアブラムシは、大量の液体排泄物(甘露)を排出する。アリが甘露を摂食するかわりにアブラムシを外敵から守るという共生関係はよく知られている。アブラムシの中には植物に寄生して虫こぶをつくり、その中で集団生活を営む種があるが、その多くは兵隊幼虫が虫こぶの開口部から甘露を捨てて処理している。ところが開口部のない完全閉鎖型の虫こぶをつくる社会性アブラムシもおり、それらの閉ざされた虫こぶ内部で甘露がどのように処理されているかはわかっていなかった。今回の研究成果は、ある種のアブラムシが植物の形態や生理状態を巧妙に操作して、虫こぶが甘露を吸収する能力をもつように誘導することを示唆しており、植物の形態形成や機能改変の理解に新たな光を当てる知見である。
詳細は下記公式サイト参照
産総研:プレスリリース
いや、まぁ誰得?と思いますが。
昆虫が植物の性質を改変するって凄いなと。
人間とやってること変わらへん。