去年は11月21日に強い初霜が降り、庭も菜園もすっかり秋の気配が消えたのだが、ことしは12月に入っても霜の降る気配がなく、暖冬ここに極まれりの感を深くする。
11月の半ば過ぎにに最低気温が3℃にまで下がったので、今年ももうすぐ霜が降るな――と思ったのだが、全くその予想は外れ、師走に入ってからも高温が続いている。今朝も最低気温は18℃もあり、これはおそらく平年の10月上旬並みだろう。
我が家の庭でも異変が見られる。
手前は夏に咲いたあとのこぼれ種が成長して花を咲かせた鳳仙花。向こうは初冬から咲き始める野路菊。
初冬の花・野路菊(藤色)と夏の花の咲き残りサルビア、奥にはやはり夏の植物であるコリウス(カーニバル・グリーン。これは指し芽から殖えたもの)が同時に咲いている。
他にも、こぼれ種咲き鳳仙花の隣に山茶花が満開だったりして、まったく訳が分からない状態になっている。
夏に旺盛な花々がいまだに咲いているというのは、喜んでいいのか分からない。
今日の鹿屋は最高気温が24℃だったが、鹿児島市では25℃、福岡では26℃もあったそうで、12月の最高気温を更新したようだ。
今週末から寒気が入るというが、霜を降らすような気温にはなるまい。