鴨着く島

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やはり「超早かった」レムデシベルの使用承認と認可

2020-05-07 15:35:27 | 災害
5月中とは今日のことであったか!

肝心のアメリカでも治験例はごく少なく、治験結果でも、重症患者が回復する日数が他の治療法よりも数日早まったくらいな効果しかないのに、もう日本ではアメリカと並んで緊急承認するという。

もう疑いをはさむ余地はないだろう。トランプのごり押しがあったのだ。

中国からの「もらいウイルス」を甘く見ているうちに、安易に医者にかかれない保険適用無しの人々が数多くいるアメリカの制度上の欠陥が国内パンデミックを生んでしまった。

これもアメリカにとっては極めて悔しいことである上に、日本発の治療薬「アビガン」によってパンデミックが沈静化したとしたら、誇り高きアメリカの立つ瀬はない。

アジア発のウイルス禍が同じアジア発の治療薬によって収まったら、何のことはない世界最大のウイルス感染はまさにアメリカにとって「茶番劇」のようになってしまう。

アメリカが多数感染者と死者を出し、かつ他国の治療薬によって収まったとすれば、まるで今度のウイルス感染および治療の「実験場」を提供したようなものではないか。

この間も書いたが、今度のアメリカの感染パンデミックの原因の大きな柱は「国民健康保険制度」が行き渡っていないことだ。風邪ひき症状くらいのうちに早目早目に医者にかかっていれば、ここまでの流行はなかったろう。

これはオバマケアを葬り去ったトランプの一大汚点である。今更悔やんでも仕方がないが、トランプとしては秋の大統領選に向けて、このことを糊塗するかのように、中国への批判を強めている。

武漢のウイルス関係の研究所から漏れ出したウイルスなのか、予断は許さないが、少なくともこのウイルス流行の第一発生場所が武漢であることは誰が見ても間違いないことではある。

中国当局がどう言い逃れようとも、それは不可能だ。

欧米もそうだが、中国も「悪かった」とは言わない国民性がある。何でもかんでも「すみません」を連発する日本とは大違いで、自分が相手に対して犯した失敗は10分の1位に少なく言い、相手が自分に対して犯した罪は10倍に言うのを常套手段とする国だから始末が悪い。

戦後の日本人は戦勝国アメリカに対して「どうもすみませんでした」と言い、また思い、アジアに対しても「荒らしまくってごめんなさい」と謝ってきた。そのことで足元を見られ、ごり押し的なけん責を甘んじて受けるのが習い性になり、今度も治療薬レムデシベル認可ではごり押しに甘んじることになったようだ。

まあ、少し遅れてアビガンも認可されるだろうから、大いに期待している。
鹿屋市吾平町の公民観の前庭(駐車場)のバラは満開に近い。かのやばら園も大方こんなものだろう。来週から閉鎖を解除するようだ。