鴨着く島

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スマートウイルス

2021-08-21 21:42:38 | 災害
先日見ていたワイドショーで、ある女性医師が「今度のウイルスは頭がいいんですよ」と苦笑いしつつ言っていたが、この武漢ウイルスは確かにスマート(お利巧)だ。

次々に変異株が現れて、ウイルス対策に注力している各国の治療機関を、あざ笑うかのように、新しく変異をして行くではないか、まるで忍者のように。

毎年恒例のインフルエンザウイルスにも変異株があって、A香港型とかソ連型とかが生まれているが、インフルエンザの変異株は変異したと言ってもずーっとこの数種類の変異に固定されており、今年の流行はA香港型だ、それともソ連型だとかが発症とともに分かり、それへのワクチンをすぐに手当すればよい。

ところが新型コロナウイルスは、一年半ほどの間にアルファからデルタまで4種類、今話題になっているペルーでの変異株ラムダ株まで入れると何と5種類もの変異株が出現している。

こんなことは自然発生したウイルス界の常識では有り得ないことではないのか?

それに現在3200万人という世界最大の感染者を出しているアメリカで変異株が起きていないことも不可解だ。当然出現していておかしくない。ことアメリカに関してはこのウイルスのスマート(お利巧)さが全く無いのだ。これもあり得ないことだろう。

そうなると考えられるのは、アメリカではすでにアメリカ型の変異株が出現しているのにそれを報道管制しているのか、それとも変異株が起きないようにする何か特別な手段を持ち合わせているのか、のどちらかだろう。

自由な報道や表現を表看板にしているアメリカだが、やはり「不都合な真実」では隠しておきたいのだろうか。(※今に始まったことではないが。)

それとも変異株が起きないように、何か特殊な治療法があるのだろうか。

どちらも有り得ると思うのだが、私をしてこんな猜疑の目を向けさせるのは、アメリカがまさに今度のウイルスの発現地である武漢の「武漢ウイルス研究所」とタッグを組んで研究を重ねていたと知ったからである。

アメリカが中国の武漢ウイルス研究所に資金を提供して委託研究させた理由は、以前にアメリカの同じような研究所がセイフティーレベル4の極悪ウイルスや細菌を研究をしていて「炭疽菌」という最恐の細菌が関係者に持ち出されてばらまかれたことがあったからだという。危険極まりないウイルスや細菌はもうアメリカでは研究しないので――というのが表向きの説明だ。

しかしそのアメリカの研究所は今でも米陸軍の管轄下で存在しているそうだ。しかも純粋に科学的に疫病を研究をする所ではないようなのだ。つまり、俗に言う「生物兵器」を研究する機関でもあるらしい。

アメリカが仮想敵国であるはずの中国とタッグを組んだのは、2000年に中国南部で流行したSARS(コウモリから人へ感染したコロナウイルス性肺炎)を克服し、その発症と治癒に至る経過を中国が研究し、知り尽くしていたからに違いない。これにより新たなコロナウイルス感染が発生しても感染を抑え、感染者への治療も可能になる。

その上、ワクチンもSARSの遺伝的情報を掴んでいれば迅速に開発できる。このような一連の研究が武漢ウイルス研究所で行われていたようだ。そしてウイルスのスマート(お利巧)化も・・・。

アメリカでわずか一年半で一般的には10年は要するというワクチンが製造できたのも、その研究に基づきひそかにワクチン開発に着手していた成果だったのだろう。同じように中国でも、シノバックという製薬会社があっという間にワクチンを開発したのも同じ研究によるのではないだろうか。

世界最高レベルの危険なウイルスや細菌の研究において、アメリカと中国は「呉越同舟」の関係にあったと言っていいのかもしれない。(もしかしたらロシアもイギリスもそれらの情報を得ていて、スプートニクやアストラゼネカというワクチンを早々と製造できた・・・?)

ただ、武漢ウイルス研究所から新型コロナウイルスが漏洩したのは「事故」なのか「故意」なのかをめぐって、当のアメリカと中国の間で激しい論争が繰り広げられている。

この新型コロナウイルスの感染流行の勃発について、お互いに罪をなすりつけ合っているが、もし以上の私の解釈が正しいとすれば、まさに「茶番」であり、「どっちもどっち」としか言いようがない。

迷惑を蒙っているのは全世界の善良な市民である。当のアメリカでさえ、一般市民は「知らぬが仏」なのだろう(もちろん中国でも)。