鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

芝を張る

2021-12-16 10:03:29 | 日記
足掛け4日かけて行って来た庭の芝張りがようやく終わった。

市内のキタヤマというDIYショップは大工用品から資材まで何でもそろう店だが、花苗や園芸用資材も豊富で、今回は長年の懸案だった庭の芝張り用に「ヒメ高麗芝」という品種の芝を調達した。

1平米単位で一〆めになっていて、一〆めは9枚の角切りした「泥付き芝」からなる。30平米分を買ったので、角切り芝は270枚になる。

これを広い所は一筆で約24平米、あと5平米と1平米、合計でちょうど30平米になる。

ところがそう計算通りには行かない。なぜなら庭には4個の置き石があるからである。

置き石が真四角なら問題はないが、地面の部分が丸かったり、くびれていたり、ギザギザだったりと目分量で並べていくので、やたらに隙間ができてしまうのだ。


向こうからまっすぐ伸びてきて右へ斜めに伸ばした部分が難儀だった。

この部分の面積は1.5平米ほどで、1平米分はそのままの角切り(一尺×一尺)ですんなり使えたのだが、残りの4枚は切り貼りせざるを得なかった。

何しろ不定形の石があるうえ、斜めなりに最後をきちんと一辺を直線的に仕上げなければならないのだ。

あちらの角を切り、こちらの凹みに入れ込み、と、10個所も切ったり張ったりしたろうか、ほぼ仕上がりという時になってどうしても一辺10センチほどの三角状の凹みが埋まらなかった。

そのくらい無視してもいいのだが、「画竜点睛を欠く」ということわざが頭をよぎり、向こう側のほとんど切る必要のなかった芝の一枚の角を切り取って、いや、失敬して、こちらに充填したのだった。

それじゃ、向こう側の角はどうなんだ、と言われそうだが、あちらは文字通り「四角の角」であり、むしろ切ることによって「角(廉)が取れる」ので・・・、お後がよろしいようで。

(※写真を撮っていたらぽつりぽつりと雨が落ちて来た。今日は2週間ぶりくらいの本格的な雨になりそうである。新張りの芝にとっては絶好のタイミングだ。)

※なお、この時期、雨が降ると湿度が上がるので、インフルエンザが下火になるとかいって喜んだものだが、今年も去年に続いてインフルエンザ感染は、全国的にほとんどゼロに近いという。新型コロナ唯一の「お手柄」である。