種まきから育て、庭の花壇に50株近くは植えた葉ボタンに花が咲こうとしている。
暮れから新年に入って今日まで約2か月の間、花壇にひしめくように赤と白との葉を広げていた葉ボタンが、春一番とともに花芽を出して来た。
葉ボタンの先端が盛り上がり、その中に黄色い小さな花芽を付けている。
そのままにしておくととんでもない高さまで伸びあがり、菜の花に似た黄色い花をびっしりと咲かせるのだが、剪定ばさみでその先端部分を切り落とした。
こうしておけば独特の白や赤の「大きな花」がまだしばらくはそのまま持続する。
この花壇の、特に白花たちをよく見ると何と4つ子のものがあった。
正確に言うと5つ子である。最も大きな花輪の左下にもう一つの花輪があった。
白でも赤でも双子は珍しくないが、3つ子は20株に一つくらい、4つ子となると50株全体でも一つあるか無しである。まして5つ子はこれまで毎年育ててきたが、初めての「子沢山」だ。
白ばかりの変異かと言えばそうでもなく、赤でも双子や3つ子は例外的ではない。しかし4つ子以上となるとまず見当たらない。ただし地際から茎別れし、それぞれ独立した茎になって4本になったのはあった。
今朝は早朝から快晴の上天気で、西からの風がやや強く、案の定、庭に出て少し時間を過ごすとくしゃみが出て困った。マスクはちゃんとしているのに・・・。
スギにとってはこの頃多かった雨模様が一転して晴れになる時が、花粉を飛ばす最上のタイミングだと分かっているらしい。
もう3週間前から花粉症対策の錠剤を飲んでいるが、ここを先途と撒き散らすスギ花粉の量の多さには圧倒される。
目に見えず、匂いもしないだけに厄介なスギ花粉症は「ステルス花症」と呼んで憚らない。
岸田首相はスギ花粉症に悩む国民の多いことを挙げて「社会問題である」と発言している。
対策としては適切な予防治療の取り組みや既存のスギの伐採を早めることと、花粉の少ないかゼロのスギの植林を進めることを挙げているが、後者の対策が効果を表すのは50年先だそうだ。