鴨頭の掲示板

日本史学関係の個人的な備忘録として使用します。

【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「清水詩織著『近世後期の海防と社会変容』」『地方史研究』第432号(2024年12月)

2024年12月10日 17時17分34秒 | いち研究者としての日記
地方史研究協議会へ投稿していた標記の記事を掲載する『地方史研究』第432号が完成し、自宅に配達されました。掲載頁は67~68です。
江戸時代、いわゆる「鎖国」体制を維持していくうえで重要な課題の1つが、敵船による海からの攻撃に対し国土を防衛する海防です。これまでの日本近世史研究では、海防を、幕藩関係を見とおす議論の素材に用いてきました。それに対し標記の新刊(勉誠社、2024年2月)は、実際に沿岸で警備を担当する地域社会の人びとの視点を加えて、より正確に近世海防の本質を説明しようとします。こうした本書の注目点を、簡潔な作文で述べてみました。


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