薪窯焙煎 国産菜種100% 菜種油
菜種油ってどんな時に使うのですか?って聞く方がたまにいるのですが、菜種油って、
なにか特別な油だと思っているのかもしれないですね。
今では、料理に使う油はサラダ油というのが定番になっているので、エゴマ油とか亜麻仁油
とかの特別なジャンルに菜種油も入っていると思っているのかも。
菜種油は、サラダ油と全く同じ使い方ですよ。とお答えするのですが、その中身は似て非なるものです。
たねのわ搾油所の製法とこだわり
1.原料は国産菜種「キザキノナタネ」を100%使用しています。
日本の菜種の自給率は0.06%まで下がっています。
サラダ油の場合、菜種はほとんどがカナダ産か、オーストラリア産でほぼ遺伝子組換と言われています。
2.薪釜焙煎
原料となる菜種を、手作りの薪釜で焙煎しています。
ひと釜ひと釜、様子を見ながら温度は菜種で80℃〜90℃。
煎るというより温める感覚で浅炒りに焙煎しています。
火のエネルギーで一番良いと言われているのが薪です。キャンプに行って、飯合で焚いたご飯や、
昔のかまど焚きのごはんが美味しいのは理由があります。
3.圧搾式の搾油
化学溶剤による抽出はせず、およそ70年前に作られた昔ながらの機械でゆっくり搾っています。
強い圧力をかけるとより多くの油が搾れますが雑味が出てしまうので、あまり圧力をかけないで
風味豊かでコクのある油を搾っています。
一般に流通しているサラダ油は、搾油過程で溶剤を使い、精製で化学薬品を使いますが、
たねのわ搾油所の菜種油は化学薬品を一切使わず、全部絞っただけの油です。
4.静置
絞った油にはタネの殻や不純物が入っているので、これを約1週間かけて自然に沈殿させます。
5.ろ過・ビン詰め
最後に不純物が沈んだ油の上澄みだけを紙で濾して完成。
こうして最終的にビンに詰められる量は菜種全体から28%(製品歩留り)しかとれません。
菜種油は脂肪酸であるオレイン酸、リノール酸、α-リノレン酸が理想的な摂取割合で入っており、
植物油のなかで最もバランスの取れた油と言えます。
なんといっても、菜種は、日本では昔から野菜として、又は油を採る為に栽培されてきた身近な作物で、
日本人の体質に一番合っている油と言えます。
菜種油が黄色なのは、ビタミンEの成分が入っているからです。トコフェロールが多く含まれ、
抗酸化力があるので酸化や熱に対して強いのです。
使い方は、ドレッシングとして、生のサラダにかけたり、マリネやパスタなんかにも美味しいです。
お菓子作りのバターの代わりとしてもいいですね。
おすすめは揚げ物や天婦羅です。
カラッと揚がって、油のしつこさがなく、口に入れた瞬間、甘みを感じると思います。
そしていくら食べても胸やけをおこしません。
天婦羅を食べるとよく胸やけをするという方にはおすすめです。
加熱しても酸化しにくい性質なので繰り返し何度でも使用できます。
残った油は処分しないで、チャーハンや炒めものに再利用してみて下さい。
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