時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

居眠り磐音 江戸双紙6 ~雨降ノ山~32

2010-03-07 | 読書
夏を彩る
大川の川開きを間近に控えた頃
深川六間堀の金兵衛長屋に住む浪人坂崎磐音は
日々の生計に追われていた
川開きの当日
両替商の今津屋から
花火見物の納涼船の護衛を頼まれる
不逞の輩が出没するというのだが
思わぬ女難にも見舞われ…


金兵衛長屋に住まう事になった
女人・お兼が
穏かな金兵衛長屋に波紋を広げます
女達の嫉妬も絡み
磐音ピンチ!

それとは別に
この巻は
今津屋吉右衛門の妻・お艶さんの別れがございます
己の命が残りわずかであろうと
故郷へと旅立つ…
ドラマでも
このシーンは泣けたけど
読んでも泣けた

雨降ノ山を
疾風の如く駆け抜ける磐音の心中…
磐音ぇ~
あんたのまっすぐな心意気
惚れた!

道中
東海道を下り上る訳ですが
その道中に登場する宿場名に
地元の名を見つけると
妙に‘鼻が高い’気分になるのであります
箱根駅伝でも
○○坂とか○○中継所って
出ると嬉しいのよ…