田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

蝶との会話 なりたい自分になる

2008年10月09日 | 日記
10月9日(木) 晴 暖かい 穏やかな一日

いつもの東の窓からは浅間が上下を雲に挟まれて見えている。
噴煙と雲の色がほとんど同じ色なのでめだたない。
珍しく浅間の裾野と手前の前掛け山の間に南からの白い雲が流れ込んでいる上空には黒い雲。
雪を被った浅間のような情景を見せていた。
また、偶然にも鴨のような姿の鳥三羽の飛ぶ姿が写り込んでいた。


朝飯を摂っているときにMが花壇のヤブイチゲに混ざって小さな紫の花が咲いているのを知ってる?と云った。
“ヤブイチゲ”は増えすぎて来春は移そうと思っていたからタイミングがよい。
種が飛んできたのか?図鑑で調べても判らない。
ブラシのような花だが楚々として美しい。

        《この花の名 教えていただけますか》

庭に膝をついてカメラを構えていると背中が熱い・・・・太陽が照りつけてきた
低い姿勢で紫の花にピントを合わせていると右側の秋明菊の葉の裏側で何かが動く
肩を右に廻しながら覗き込むと“タテハチョウ”がいる。
“ヤマボウシ”の陰になっていたが太陽の光が当たり明るくなったので目覚めたのだろうか?


ポトッと落ちるように地面の枯葉の上に“タテハチョウ”翅を広げて脱力しているように見える。
翅も傷んでないし模様もきれい、秋に羽化したものだろう。
太陽の熱を身体一杯受けて体温を上げているのだろうか。


俺もカメラを蝶に向けているが足先と膝は北を向きしゃがんでいる腰は東を向いているが我慢できなくなった。
よろけるように立ち上がると蝶もフワフワと浮かび上がり翅をパタパタするとヤマボウシのうえまで昇った。
急にトンビのように翅を広げ旋回しながら降りてくるとすっかり秋色に変わった“マムシ草”の実の上に止まった。


花と間違えたのか止まったのは瞬間的だった。
下に降りるように真横に飛んだ。
次には姿を隠すかのように“ナナカマド”の朽ちた幹に止まりじっと翅を閉じている。
一瞬何処にいるのか判らないほどのカモフラージュ満点だ。
“キタテハチョウ”の羽化して始めて自然界へ飛び出した冒険を見たような気がした。
いつも庭でカメラを構えている俺を哀れと思って演技をしてくれたと思うと嬉しくなる。


富山の bloger mrs.morikoさんは庭の“ホトトギス”に“ルリタテハ”の幼虫と蛹を見つけたという。
http://mnoriko.exblog.jp/8725459/
我が家の“ホトトギス”も元気に花を開いているので、幼虫がいないか見てみたが残念ながらいない。
あれほど“ルリタテハ”は姿を現していたのだから卵を産んでくれても良いのだろうが・・・・


午後は公民館へでかけ男女共同参画の講演会があった。
若い女性の講師だったが俺の感覚とはチト異なる気がした。
差別・区別をされたときにはチャンスと思わなければやっていけないと思うが・・・

蝶との会話 なりたい自分になる
コメント (12)
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