田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

今日の一歩  町に図書館を・・・

2008年10月23日 | 日記
10月23日(木) 雨 曇り 青空が覗く 曇り

朝飯もソコソコに家を出る。
公民館の図書室大改革の始まり・・・・
と云うわけでが実際には21日から始まっていて昨日と今日が作業の日になっている。
昨日は病院の日なのでお断りをしたので、今日は張り切って2日分の仕事をした。
公民館に着くとまだ誰も来ていなかった。
少々早すぎた感があるが・・・やがて図書選定委員の方々がきた。

作業の部屋に入ると良くもこれだけ運び込んだという本が積まれていた。
作業の説明を聞くとここに並べられた本は一般化し出しようの本で10年前の出版日のものを運んだという。
これから本の内容、過去の貸出状況、傷みなどを見て廃棄するかを決めるという。


午前中は全ての紐を解き本の分類別に仕分ける作業をした。
農業、建築。芸術、リクレーションなど分類別に分けただけでも机に山盛りとなり椅子をだして並べた。
次にはその山から廃棄する本を取り出して別の山に積み、其れをまた別の人が見るという作業を3人でやった。
一冊の本が3回フルイに掛けられるから無駄は出ないことだろう。
更に廃棄する本はカードを抜きだし判を押してあるものをマジックペンで消す。
この作業は女性陣がやってくれるが、ここでもこの本は廃棄してはいけないと戻されもものもあった。


15分間のお茶タイムを挟み立ち続けで作業をこなしあっと言う間に昼飯となった。
弁当を持ってこなかったのは俺だけだったので近くのソバ屋へ行った。
昼飯時其れなりの客がいるのでなんとなく安心して食事をすることができた。
昼休みも手持ちぶさたなので作業部屋へ入り検本の作業をした。
昭和40年代の出版でいままでだれも借りてない本があり、内容は俺が欲しいものだ。
やがて全員が戻り図書室の並べ替えも順調に進み今日中に終わることができると言う。
教育関係の本は意外にも大切な資料がそのまま残されていた。
この分野は竹花初雄先生に専門的に見てもらう。
歴史書も多く分類別に見ると農業書について一番の冊数だろう。
しかし、農業も昔の物は参考にならないという。
肥料も農薬も昔の常識は全くと言っていいほど役にならないそうだ。


午後もお茶タイムは教育次長の差し入れで、野沢の鯛焼きが出された。
これは佐久地方では有名な店だという。
俺が昨日も佐久総合病院の帰りに通った道にあるという。
尾っぽの先まで餡が入っていてそれはそれはグットなおやつだった。

鯛焼きのせいか一気に元気になり最終段階で廃棄する本ともう少し検討を重ねる本を分けて倉庫にしまった。
廃棄する本は11月の図書館祭りで無料で希望者に配るという。
活字中毒にとっては嬉しいイベントなのだが、掘り出し本は見つかるだろうか?
全ての作業を終えたのは5時を廻っていた。
図書室は整然として美しささえ感じた。
今回のような大がかりの作業は図書室がきてから20年で初めてのことだという。


このような図書室の整理ができたのも『町づくり研究会』教育部門での成果だと思う。
図書選定委員、教育長をお招きしての熱い意見を交わしたことから、新しい動きができたことだろう。
町でも図書室管理のIT化に向けて動き出していると云う。

初めの一歩 町に図書館を
コメント (2)
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