11月2日(土) 濃霧 霧は晴れても冷たい空気
穏やかな夜明けは濃霧となる
東信州の晩秋から初冬の風物詩
東京へ通っていた頃この季節 朝の峠超えは嫌なものだった
霧中の散歩を止め 昼前のぼんやりした日差しに生温かさを感じる
鉢植えの黄色の花は虫たちに最後の食料を与えていた
午後の陽が傾いた頃 地区北端の集落を訪ねた
干ばつのとき井戸や池に入れられた地蔵尊があると聞く
嘗ては赤い帽子と腹巻きをしていたという雨乞い地蔵尊
時代の変遷 農業の近代化 雨乞いも語りぐさに
地域の歴史をひもとき 農地水環境保全活動の会報に載せる
発行月を超してしまったが明日には校正が届くだろう