東大といえば本郷ではなく、白金台にある
東大医科研究所とのつながりが強くなった。
「医科研」と聞くと、いかにも理系なイメージだけれど
人文社会系の研究室も実は少なくない。
例えば、遺伝子検査でいえば、
検査結果をどのタイミングでどのように被験者に伝えれば
メリットが大きくなるのか。
その人の健康増進、疾病予防はもちろんのことだけれど
大きな視点で言えば、国の医療費削減とか、死亡率減とか
健康寿命の延長とか、
研究テーマは、国の医療政策にも関わってくる。
今回はその、公共政策に関わる研究をしている
学生やOBの研究発表を聴きに行った。
着て行ったのは……
早くも梅雨の訪れを思わせる、
曇りがちな、空気の重い日。
綿麻のきものに、博多の四寸、
クリアな青の帯留めに青系の真田紐。
半衿には紫で、蔓草のような柄が染められているのですが
この写真ではぼやけていますね……。
東大医科研入口。
紫陽花が咲きだして、いよいよ夏。
ここが今回の会場、ヒトゲノム解析センター。
1991年の開設だそうで、さすがに20数年経っていると
古びた感じに
でもここで、最新のヒトゲノムの研究が進められているのです。
そうした理系の研究者たちと、
人文社会系の研究者たちが共同で、
私たちの実地医療に関わるさまざまな課題に
取り組んでいる、というワケ。
発表会の会場。
この日のテーマは
・出生前検査のガバナンス
(当事者や国のためになるような活かし方、マネジメント)
・インフォームド・アセント
(幼児期から医療的な調査に参加する場合、本人に参加意志が確認できないので
親御さんが承認することになる。それをのちのち本人に伝え、
同意を得たり拒否の機会を与えたりすることを、アセントといいます)
・臨床試験・治験をとりまく倫理的課題の検討
たぶん、マスメディアからの参加は私一人で
(たいてい、メディア関係者は質疑応答の時間で必ず発言するので
自分以外に誰がいるかおおよそわかる)
不肖ながら私もディスカッションに参加させていただきました。
帰りに梶が谷で途中下車し、
親しくさせていただいている化粧品店「樹音」さんへ。
日焼け止めなどを大人買いしました。
店長さんに撮っていただきましたが、
ちょっと疲れているかも知れませんね。
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