神奈川絵美の「えみごのみ」

ソワレな気分

この日は久々のミュージカル。
場所は日比谷の日生劇場だ。


佐藤節子先生作の、桜の総柄小紋にしようかと迷ったけれど、
今年は春が遅くて、“気分”が出なかったので…

昨年誂えた、うるし糸の白い小紋に、
今回は、同じ佐藤先生の小鳥帯を合わせてみた。


この写真は写りが悪いけれど…
今回のコーデのポイントは、
通し裏と帯、そしてショールの青を揃えたこと。


ショールも佐藤先生の作品

そして半衿は

ケータイ用のラインストーンをランダムに貼ったもの。
(結局、3回くらい洗ってもびくともしなかったので、
このまま使っています…)


ただ、ここまでくると
自分の中ではもう
微妙に「和装」とは言えなくなってくるような。
(観に行ったのはマチネーだけど)ドレス感覚、ソワレな気分。


臙脂と緑のうるし糸による刺繡が入ったこの小紋は、
多少クリスマスチックということもあり、
今までいずれも12月、
ポピュラー音楽のライブに着ていった。
左が徳田義三さんの袋帯、右が岩井香楠子さんのポインセチア帯。
小鳥帯も含めて、みなさんはどれが好みですか?


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さて、この日ご一緒したのは…



舞台芸術にたいへんお詳しい先輩方。
Yさん、Rさん、そしてこの日のミュージカルに誘ってくださったSさん。


みなさんの帯周りに惚れ惚れ
左から、Sさんは大島との相性バッチリの花織、
お身内から譲られたというサンゴの帯留めが帯地によく映える。
Yさんは唐草風のモダンな洒落袋に、白系の帯締めを利かせて。
Rさんは色彩豊かな刺繡の八寸を、甘い茶色の羽織や帯締めが
優しく引き締めている。

Yさん、Rさんの羽織紐はビーズや半貴石があしらわれ、
程よいキラキラ感と渋さが同居する個性的&オシャレなお品物。
クリエイターのお友達の作品だそう。近いうちに、私も…



帝国ホテル中2階の「讃アプローズ」(なだ万系列だそうです)で
店内の雰囲気も、器も素敵な点心ランチをいただき…


日生劇場へ!
石丸幹二さんが主役の「ジキルとハイド」を観た。

(ここからは初心者の感想です)
この演目は、舞台美術も演出も台詞も、
裏のウラを考えさせるような示唆的なものがなく、
人間の善悪をテーマとするも、そんなに哲学的なメッセージが
前面に出てこない(と私は感じました)。
その分、純粋にキャストの歌や踊り、演技に集中できた。

石丸さんは、あまり“毒”を感じなくて、
ハイドもそんなに怖くなかった。
でも歌はお上手だし、ルックスも良いし、で華があると思う。

しかし今回もっとも圧倒されたのは、ルーシー役の濱田めぐみさん。
表現力が抜群で、声もキレイ。
エマ役の笹本玲奈さんも可憐で、歌もお上手なので
二人がデュエットする場面はまさに“至福のとき”だった。

あと、新聞配達役の人がとーっても良い声の持ち主なので、
これから観る人がもしいましたら、要チェックです



誘ってくださったSさん、ご一緒くださったYさん、Rさん、
ありがとうございました!

コメント一覧

神奈川絵美
yukikoさんへ
先日はお会いできて嬉しかったです
yukikoさんの、飛び柄の羽織は遠くからでもぱっと目に入って華やかでしたー。そして前帯部分のコーデも素敵 羽織紐、いいですねぇ

濱田さん、圧巻でしたよね。客の前で見せる強い女、恋に夢見る女、いろんな表情を巧みに使い分けながらあの歌唱力。さすが四季の元看板スターですね。
yukiko
思いが叶って
絵美さんのこのお着物拝見できて幸せでした♪
ショールにラインストーンの半襟(これ、ほんとにgood idea!)、そしてお草履もピンクにブルーが効いて、お見事なコーデでした

舞台の方はカーテンコールでも、石丸さんより濱田さんへの拍手のほうが大きかったような・・・聞き応え、ありましたものね~。

ビーズ羽織紐、細かいビーズで編んであるので、多少伸びる感じもあり、オススメですよ
神奈川絵美
オンブルパルフェさんへ
こんにちは
通し裏…実は、Sフトバンクの請求書の封筒の色、というのは内緒です
(切り取って、山本きもの工房に持っていき、それを見本に染めてもらいました)

春になると、小鳥帯がいい感じですね。

ジキル&ハイド、良かったですよー。
オンブルパルフェ
http://ameblo.jp/herend-tarte/
こんにちは。漆の糸ってどんなだろうと、お着物完成した時の記事を読んだとき思ったものでした。しかし、今回は、裏地の見事さに、おおー!っていう感じです。で、小鳥帯に一票とさせていただきます。新聞屋さんの声ですね。覚えておきます。(笑)
神奈川絵美
straycatさんへ
こちらこそ、先日はありがとうございました
濱田さん、すごかったです。お上手な方を観られるとホント、心が高揚しますよね。
全体的に歌も踊りも楽しめて、良い演目でした。今でも石丸さんが歌い終わるときに、腕を演歌歌手のように振り下ろす仕草が印象に残っています

洋もの?のイベントには、この小紋なかなかいいですよね。straycatさんの白×緑の組み合わせ&サンゴも、この季節を象徴しているようで素敵でした
神奈川絵美
すいれんさんへ
こんにちは
小鳥ちゃんは色もキレイですし、生を謳歌するようなイメージでいいですよね

この小紋を見るたび、山本さんとこの玄関で興奮のるつぼに陥った、あのドタバタした一幕が思い出されて笑ってしまいます。
straycat
絵美さん、その節はお疲れ様でした♪
ミュージカル、楽しんでいけたようでホッとしました。
結構人も入っていましたよね。
濱田さんがさすがで、私も観れてよかったです。
漆糸の小紋はこういうシーンにピッタリですね。お色もよくて・・ちょっとした袋ものるので、使い勝手の良いおりこうさん。
どの組み合わせもいいですね。
すいれん
http://www.tomoko-358.com
絵美さま
私は、小鳥帯が好きです! 運命(?)の出合いをしたあの小紋、やっぱり良かったですね。
よ~くお似合いです。
青のショールも素敵。絵美さんらしいコーディネイトで二十◎です。

「ドレス感覚、ソワレな気分」いいんじゃないですかあ~ これからのきものの着方の一つですね。
神奈川絵美
りらさんへ
こんにちは
小鳥帯は、置き撮りしたのが一番実物に近いかなぁ。綸子でよく光るので、白っぽく見えがちですが…。

ご一緒くださったみなさんは“着物巧者”で、いろーんな遊びや工夫があってとても眼福です
りら
どれも素敵♪
うーむ・・・としばし考えてしまったのですが、どの取り合わせもそれぞれの帯で変化が出ていて素敵です。
小鳥帯は下のポスターの前の画像と一番上の画像では露出の違いでかなり印象が違って見えますね。

ミュージカルに帝国ホテルでのランチなんて、お洒落なお出かけ!!
着物だと一層気持ちが引き立つのではないでしょうか?
皆様のお召し物もそれぞれ素敵で、実物を拝見したい~!と思いながら拝見しました。
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