伝芸情報館では
上方の浮世絵展が開催中で、
文楽を見に行くついでに、立ち寄ってみたところ
かなり見ごたえがあり、写真もOKで
思っていたよりもたっぷり時間をかけて、楽しみました。
今まで、浮世絵の地域差などあまり、気に留めていなかったのですが
役者絵一つにしても、江戸の浮世絵は顔立ちがしゅっとして
いるのに対し、上方はより、リアルさを大切にしていたそうで
丸みがあり「まったり」したラインが特徴。
また、金や銀の絵具が多用されていて全体的に江戸よりは
重厚な印象を受けました。
気に入った一枚。江戸の粋とはちょっと違う
カッコよさがあるような。
珍しい、文楽を題材にした一枚。
こうした冊子タイプや
顔アップの構図
庶民も気軽に手にとりやすいような判型も
流行ったそう。
すごろく。これはよくありますよねー。
明治に入ると
赤のきれいな輸入絵具が使われるようになり、
絵柄も洋風の要素が。
この時代は、少し前に見た揚州周延もそうだったけれど
文明開化の香りがしてなかなか個性的だし、
華やかで好ましく思いました。
こちらの展示は4月まで開催されていますので
ついでがあったら、よかったら立ち寄ってみられると
いいと思います。
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