神奈川絵美の「えみごのみ」

新春を寿ぐ、翁と高砂

(前回の続き)

さて、
横浜美術館を後にした私は、
みなとみらい線で終点の元町・中華街駅まで。


薄暮に包まれた元町通り。
実際はもっとイルミネーションがキレイに点いていました。


ここは……、久しぶりの「じざいや」さん。


金春流 人気のシテ方、山井綱雄さんが
いらしているということで


美術館で時間をとられてしまい、
伺ったのは夕方5時前。
お客さんはほかにお二方のみで、とてもぜいたくな状況の中、
新春の舞を拝見しました。


演目は、有名な「翁」と「高砂」。
翁は、お能が誕生する前から在ったとされる祝言の舞で、
山井さんによると金春流が最初だそう。何と1400年の歴史があるとのこと。

冒頭で「とうとうたらりたらりら~」と謡うその意味は
諸説あれど、今は、水の流れを表している擬態語というのが
一般的になっているそう。

何よりも、「翁」も「高砂」も、
山井さんの、お腹の底からわいてくる力強い声から
生きるパワーをいただいたような気持ちに。
お能…ずいぶんご無沙汰してしまったけれど、
また舞台へ足を運びたいと思いました。

山井さん、1月30日には神楽坂の矢来能楽堂で、
3月19日には横浜能楽堂で公演があるそうです。
公演情報の詳細は、公式サイトでご確認を。

コメント一覧

神奈川絵美
香子さんへ
こんにちは
まあ! 2月にお能に行かれるのですね。
いいなあ~。
私、2年くらい前に玄祥さんを観たのが最後かも。
3月の山井さんの公演に行こうかな。

ふふ、実は先日、三井記念美術館で
翁と三番叟の面をじっくり拝見。
どちらも幸せ満面のおじいちゃんで(笑)
お福分けいただきました~
香子
わあ、「翁」とはお正月らしくお目出度いですね。
これに三番叟が付くともっと嬉しい♪
今年の能楽堂始めは2月になってしまうので
こちらのお話を伺っては待ち遠しい限りです
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