
4シーズン目に入り、ぎりぎり度がさらに増してきたような
気もするけれど、
ぱりっ、としていながら肌あたりが優しく、涼しいこの風合いは
相変わらず(そうそう、この感じ)と私をにっこりさせててくれる。

帯は麻地に型染めしたもの。

仕事の前に、有楽町にて開催していた
田中昭夫さんの藍染展を観に行った。
謡講のとき知り合った、つきのこさんのブログで知った方だ。
ほっこりと、やや厚手の布は手引きの木綿。
いただいた説明書に、「染着性の良い(布)」とあった通り、
表面は少しかすれているように見えても、
しっかり染まっているのがよくわかる。
季節柄、麻に染めた帯地もあって、
無地系の織の夏きものに合うだろうなあ、と想像を巡らせる。
「藍」と聞けば、つい一番に
色落ちは大丈夫? と思ってしまう私だけれど、
こうして涼しそうな作品を眺めれば、(やっぱり夏こそ藍だなあ)と
ワクワクしてくるのだ。