命のかたち心のかたち つちびと 可南'Sギャラリー

新作『いっぱい 届け』


時々・・自分の脳の動きに

自分ながらびっくりすることがある



新しいつちびとを作ろうとして


今度は、可愛い女の子をつくろうかなあと思って


ざっくりした形を決め


「いっぱい とどけ」こんな言葉を横に書いた




そして・・途中で、気づいたのだ



ちょうど、それを作り始めてから


『世界の果てのこどもたち』という 中脇初枝さんの小説を読み始めて



それは、戦時中の満州で 出会った3人の子供の話なのだが



途中の部分は・・本当に読むのが辛くなるような内容で

その小説と、自分の作っているものに関連があると自分で気づかなかったのだけど




とても、よい本で

読み進めていくうちに


ふと・・思い立った



本を読む前から作り始めたつちびと


どこかで・・その話を読み進めていくうちに シンクロしだしていたことに




もちろん・・戦時中のこどもたちの話だ


私が作っている子供の姿とは・・ぜんぜんちがう




でも・・3人の子供たちが・・戦争というものによって

それぞれ・・別の場所で別の悲惨な状況に陥っているのだが


本当に、読み進めるのが辛くなるほどなのだが・・





私は・・その悲惨な運命の子供たちの話を目で追いながら




祈っていたのだと思う



それが・・今作っているつちびとの形なっていったのではないか




夜、手を止めて・・眠る前・・

明日・・続きを作ろうと自分に言い聞かせ


笑顔で・・無防備でいれた・・そんな子供を・・イメージして眠りについた



小説の中で 戦争という大人が始めたことによって

子供たちが歩まねばならなかったその後の茨の道



その本を読めば読むほど・・笑顔の子供を作ることに必死になった

そんなしあわせな時代を取り戻してやりたかった



その子供のつちびとの形が・・そろそろ見えてきました










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2016年の可南の活動

4月13日~19日

東京都 丸善・丸の内本店 4階 ギャラリーB

可南つちびと展 『いつか 叶う日』









おしらせ♪

引き続き『つちびとカレンダー』の販売しています!


ホンダへのメールhonkan0811@yahoo.co.jpや

お電話TEL 072-278-3381でのお申し込み

もしくは、私のkanansgallery@infoseek.jpへのメールでも

引き続き購入継続中です


ひと月ごとに笑顔を届けたいと初めて制作したつちびとカレンダー、よろしくお願いいたします。








東北で来年の3月中までの期間で つちびとパネルを多くの人に見ていただける場所で飾りたいと思ってくださる方達がいてくださったらkanansgallery@infoseek.jpまでご連絡いただけたら嬉しいです



石巻駅北通りの「癒しのキラキラ夢工房」さんで 2月19日よりつちびとパネル展示が決まりました!



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コメント一覧

いくじなし
おはようございます。

お久しぶりです。
良い笑顔に仕上がりましたね。
さすがです。

火垂の墓のせっちゃんに似てますね。

うちのオヤジは昭和8年生まれで
作中のせいたさんより若干上かな。

うちのオヤジは既に高齢といわれる年齢で
精神が子供に戻りかけています。

自分勝手さを見ると腹が立ちますが
そのしぐさを見ると悲惨な時代を
生き抜いてきたのだとわかります。

私の幼いころは近所の爺さんたちに
満州にいた経験がある人が何人かいました。

今のように食べ物もなく
でも置かれている立場で精一杯生きたと言ってました。

戦争の悲惨さもそうですが
その先にある、貧困、憎悪、おろかさが
わかるような作品があれば
それを懐かしむ人、それを見て襟を正す人
たくさんの思いが出てくるのではないでしょうか?

おそらく私はそういう時代では
生き抜いていけないと思います。
だからこそその時代を生き抜いた人たちを
尊敬しないまでにも一目置くようになったのかも
しれません。

文章に一貫性がなくなりましたね。
すみません。
ねこばぁば
こんばんは

幸せな、柔らかな笑顔です
何をおねだりしているのでしょうか

愛らしい姿に、涙が出ました
よっし~
可愛いですね。
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