展示会も 連日のおでかけも終わって
少し しみじみしています
久しぶりに なんだか とても
明川哲也さんのアルルカン洋菓子店のCDが聴きたくなって
かけてみる
今の私のしみじみにピッタリ
私が明川さんのファンになったのは
ドリアン助川さんとして活躍されていた時では ありません
明川哲也さんとして 唄や小説を始められ
そのなかで書かれた『カラスのジョンソン』を 読ませていただいてからです
熊の問題もそうですが、人間の身勝手がいやになるほど書かれていて
でも、それだけでなく
人間のなかにも カラスの立場に近い登場人物もいて・・・
読み終わったあと・・・うちのめされました
ずっと、その本が 頭から離れませんでした
その後、作ったつちびと 『似たもの同士』
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アイツとオレ
命の重さは 同じはず
思い上がるな 人間よ
明川さんが かつてブログで書かれていた子供の頃のエピソード
学校の映画鑑賞でアニメを見たとき
弱虫のライオンの話で(違う表現をされていたかもしれません)、周りの友達は
笑っているのに
一人涙が止まらなかったと ありました
これを読んだ時から
私は
「似たもの同士 み~っけ!」と
ひどい思い込みをしています
私も 立原えりかさんの童話集で
『花喰いライオン』というお話を読んだ時
それが、明川さんの見た映画と同じお話なのかどうかわからないけれど
友達が欲しくって・・・だから
だれも 食べる事が出来なくて
あるとき、辿り着いた花畑で
飢えで死にそうになった時
友達になってくれた花達が 「私達を食べて」というのだけれど
「友達を食べる事なんて出来ないよ」と固辞するライオンに
根っこさえあれば、私たちはまた生まれるからと説得して・・・
そんな話だったと思うのですが・・・
絵本ではなかったので 絵はなかったはずだけれど
あたり一面に咲いている花達に囲まれて
少し淋しそうにも見える顔で 笑っているライオンの姿が
今も忘れられません
すごく・・・深~いことを 教えてもらったのだと思います
私は・・・その当時のまんまの頭で
一人泣いてる子供から成長できていないから
明川さんの足元にも及ばないのだけど
根っこに 同じにおいを感じたのかもしれません
それも、これも、ファンの勝手なひど~い思い込みです
妄想です
でも・・・これを 書きながら
流れてくる唄があまりに心地良くて・・・
そんな妄想すら・・・許されそうな気になりそうです
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