今から想いだすと笑えるのだけれど
應典院のつちびと展が始まっての数日間は
私とパネルの戦いだった
というのも、應典院でのつちびと展は、基本、私が11時までに会場に入り準備をした
会場のいたるところの照明をつけ
私の持ち込んだささやかなライトのスイッチを入れ
足場が組まれるまでは窓を開け
入口の衝立を移動して入場できるようにする
帰る時のはその逆の作業をして会場を後にした
いつもはギャラリーさんにお任せの作業が私の慣れない任務となっていた
だから初日、意気揚々と会場に入ってそれらの作業を終えたが
何枚かのパネルがコンクリートの壁からはがれて落ちていて慌てて
何とかそれを、元の位置に貼りなおす
その作業からの始まる日が何日か続いた
原因は私の用意していた接着ツールが不十分だったのだけれど・・
だから・・いつも應典院に向かう道すがら
今日こそ・・パネルが落ちていませんようにとドキドキしていた
幸いにも数日後からは、追加した強力な両面テープのおかげで剝がれなくなった
そんな苦労はあったものの・・今回、それでもパネルを貼ってよかったなあと思っている
実際のつちびとの存在とパネルの存在
それらが相まって・・應典院のつちびと展に幅を持たせたと思っている
まるで自分の手柄のように言っているが
持っていくパネルのチョイスは私だし・・こちらの壁には四角のパネルの方をとか
大きさも位置もあえてそろえずアンバランスにとか
そんなざっくりとした指示を出したのは私ではあるが
実際に個々のパネルを選び貼る作業をしてくれたのは
搬入や搬出に駆けつけてくれるいつものメンバーの男性お二人
貼った後、そのチョイスや位置すべてがオールまるだったことに驚いた
こだわりの強い私なのに・・なんの訂正したいとこもなかった
すごいなあと思った
そして・・それは、パネルを貼ってくれた男性陣だけではなく
細かいとこに目配りしてくれる 同窓生の女性二人や
搬出の際にはこの人無くしてはの梱包のスピードでラスボスのような女性の存在や
彼らが居てくれるからこそのつちびと展である
應典院のような広く大きな展示の場合はなおさらだった
訪れてくださった方は決して多くはなかったが
実際にご覧くださった方々からはお褒めの言葉をいただいている
可南つちびと展―いのちの数だけ―を見に行ってきました。
可南さんの集大成です。
應典院という浄土的環境のなか、
つちびと達が深い祈りと癒しの世界を作っていました。
圧巻でした。
そのように出身校のメーリングリストに書き込んでくださった方もいてくださいました
だけど・・それらの賛辞は
私を手伝ってくださる方々のものでもあります
應典院のつちびと展が終わってから・・ますますそのように感じています
これまで彼らのことを、ボランティアスタッフと紹介していましたが
その言葉では足らない気が今しています
私を含めてこのメンバーは
つちびとを介して何ができるか・・そんなことを共に目指してくれるチームなのだと思いました
そして・・そんなチームに出会えたこと
何よりありがたいことだと思っています
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可南つちびと展 in應典院 『いのちの数だけ』
終了いたしましたが
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