現在のアトリエは、
すでに本焼きを終えて完成したつちびとと
成形が終わり素焼きを待っているつちびと
更に、成形途中のつちびとなどが、脈絡もなくあたり一面に散らばっている
整理整頓が出来ない結果なのだけど
そんなごちゃまぜのつちびとが・・時々視野に入って
焼けているのと焼けていないのとの混在が面白くなって
写真を撮ってみたり
その風景から新たなつちびとを思いついたりすることもある
まあ・・だから結果オーライか
この組み合わせのつちびと達を見ていたら・・なぜか
手塚治虫さんの『火の鳥 鳳凰編』の
木彫りをしている片腕になった我王と、それを取り囲んでいる動物たちの場面が浮かんできた
私のこの写真は・・周りを囲んでいるものは動物ではないし
なにものであるかすらわからない存在だ
だけど・・ここに流れている空気が・・私は好きだ
なんだか・・救われる
『記憶のたまご猫』と『つちびと上人』
秋のワイアートの個展では・・こんなふうに飾るのもありかもしれないな
この1年間で生まれるものは、自分でも見当もつかないところがある
ただ・・わかるのは、私自身も救われたい側にいるということかなあ
最近・・私は、ぼんやりと探している形があって・・
ただ・・そのつちびとを見ているだけで・・
ほんの少しでも楽になれるような形
それは・・満面の笑顔の存在なのか・・祈る姿なのか
なんなんだろう なんなんだろうと
寝ても覚めても考えているけど
答えは靄に隠れて・・・まだ見えない
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