カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

ステップについて

2010年09月13日 | 「レッスン日記」
12月のさいたまステップのご案内をさせて頂きました。
今回、非常に嬉しく思っていることは
この4月以降に入会された方の参加率が非常に高い事です。

皆さんは、未だステップがどんな物かも良く判っていらっしゃいません。
見学もされてません。
しかし、私の「良い機会になると思います」との言葉を信じて下さり
出てみようと思ってくださったのだと思います。
指導者なんか実に単純なものです。
こうゆう事が、何よりも嬉しく思えてしまいます(涙)

勿論、ステップは自由参加です。
御父兄のお考えもあると思いますので、決して強制は出来ません。
でも、出来る事なら全員に方に受けて欲しい、というのが本音です。

私は、ステップのメリットは計り知れない物があると思ってます。

ある先生がこんな事をおっしゃってました。

「コンクールってもしかしたら先生のためにあるのかもしれない」と・・・

つまり、こうゆう意味だと思います。

生徒をコンクールに出す場合
先ず、何十曲とある課題曲を先生自身が勉強し、その中からその子に最適な曲を選びます。
この作業が非常に大変なものです。
曲が決まってからのレッスン。
当然補講レッスンも発生します。
会場への付き添いや、終了後の生徒さんへのケアー等々

こうゆう事を通して、先生自身も成長していきます。

ステップも可なり似た面があります。

先ず選曲。
これは発表会の選曲とは可なり異なります。
今、その子に一番必要なものを基準に選びます。
あえて、苦手とする曲にする事もあります。

実際のレッスンではやはり「力」が入ります。
せっかく受けるのですから良い結果を出させてあげたい
指導者としての当然の気持です。

そして、3人のアドヴァイザーの先生による講評は
今後のレッスンでの大切な指針になります。

生徒さんにとっては、目標があるからそのためにいつもより頑張って練習する。
人前で弾く事に慣れる。
自分の音楽を奏でられるようになる。

継続して受けてる子はきちんとした成果を出しています。

勿論、ここで誤解して頂きたくないのは
ステップに出ないから上手にならない、とか
レッスンに差をつける、という事では決して無いという事です。

只「受けてみたい」という御父兄やお子さんの気持ちを大切にしたいから
私は、その為に誠心誠意やらせていただく、という事です。

長くなってしまいました。

昨今、進学などに伴い、ピアノのお稽古に通える期間が短くなって来てます。
どうせ習うのなら、ちゃんと弾けるようになって欲しい
その為の一つの手段として、このステップを是非活用して欲しい
という風に思っております。
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「・・・ぽかった・・・」

2010年09月13日 | 「レッスン日記」
お教室ではしばしば、フロッピーディスクの音源に合わせて演奏する事をしてます。

これを行うメリットは
メトロノーム以外の物を使用して「拍感」をつけること。
様々な音源とのアンサンブル体験。
そして、何より、弾いていて楽しい、という点です。

全て2小節の前奏がついてますが
いきなり合わせるのが難しいお子さんは
先ず、聴いてもらいます。
聴きながら、テンポを把握し、イメージを作ってもらいます。

Kちゃんは4年生。
6月に入会したばかりなので現在、バスティンのベイシックスの1をやってます。

曲は、「ペルシャの市場」・・・みんなの大好きな曲です。
上手に弾けてたので、いきなり合わせてみました。

第一音から「音」が全く変わっているのにビックリしました。
そうなんです
Kちゃんは、たった2小節の前奏を聴いただけで
その伴奏の意味してるものを把握し
それに合わせるように弾けたんです。

「凄い、全然違ったね」という私に、Kちゃんは
「ぽかったね」といいました。

「それっぽかった」という意味でしょう。
その言葉も実に的を得ていました。

もう一つ気づいた点は
一人で弾いてる時よりも、ピアノの音が小さくなっていた事です。

つまり、スピーカーから流れてくる音をちゃんと聴こうとした。
そのため、自分の弾く音が自然と小さくなったんだ、と思いました。

これ、全く聴かない、というか聴けない子もいるんです。

本人は合わせているつもりでしょうが、全然合ってない
音源を無視してるつもりなど全くないのでしょうが
とにかく合わない、というか合わせられない。

メトロノームが苦手なお子さんに多いです。

つまり、聴いてるつもりで聴いてない
こうゆうお子さんはどうしたらいいか、になると長くなるので
又機会があったら書きたいと思いますが。。。

最後に、Kちゃんのもう一つ驚く点は
手元を一切見ない、という点です。

それこそ、一瞬たりともみません。
確かに、未だ「初級」ですので音粋は狭いですが
この時点でも、100%見ないで弾ける事は凄い事です。

演奏中、Kちゃんの目線をずっと見ていました。
いつ手を見るか、いつ手を見るか・・・と思って見てましたが
本当に最後まで全く見ませんでした。

手を見ないで弾ける事の必要性は色々ありますが
こちらも又、別の機会に書きたいと思います。

もう4年生だから、あたりまえ?
いいえ、そうではありません。
年齢は全く関係ないと思います。

今回は沢山褒めちゃいました☆
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