カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

集中していると忘れるもの・・・

2010年09月30日 | 日々のこと・・・
今日はちょっとくだけた話題です

普段レッスンに従事している時間は曜日によって多少違いますが
大体、5時間~7時間です。
休憩無しの、ぶっ通しレッスンです

その間は何も口にしません
しゃべりっぱなし、歌いっぱなし、なので、さぞや喉が渇くかと思いますが
水分も一切取りません
(元々あまり取らない方なのですが・・・)

そして、さらに驚く事は、トイレにも全く行きません
実は、私は可なり「近い」方なんです
年をとってきてさらに・・・
家にいると頻繁に行ってます。

コンサートやセミナーで2時間以上になると「やばい」と思う方です

ところが、レッスン中だとなぜか大丈夫なんです。
これ、いつもとても不思議に思います。

先生になりたての頃は、生徒に待っていてもらって「ちょっと・・・」
なんて行っておりましたが。
今はその時間も勿体無いというか・・・

集中していると、そんな事忘れてしまうようです。
ほんとに「ふ・し・ぎ」です




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プラスαの楽しみ☆

2010年09月29日 | 「レッスン日記」
幼児さんのレッスンで楽しみなのは、一緒に来る下のお子さん。
1~2歳の子って本当~に可愛いですよね

昨日来たのは、年中さんのSちゃんの弟の君。2歳です。

君がお教室に入ってくるなり「ぺったん、ぺったん」と言いました。
なんの事かは直ぐ判りました。
お教室においてあるマグネット・ボードのことです。

直ぐに渡してあげて、お姉ちゃんのレッスンの前に遊んじゃいました


       


お姉ちゃんは未だ入会したてで、今週の宿題は「ドレミ」の鍵盤の位置を覚えること。

なんと君はお姉ちゃんがやる前に「ド」と「レ」を言いながら
ボードにマグネットを置いてました。
(場所は違いましたが・・・(^_^;)


       

    

男の子は女の子より「言葉」の発達が遅いです。
でも、本当にはっきりと言ってたんです。
お家で聞いていたんでしょうね、ビックリしました

君は、お姉ちゃんのレッスン中はお教室の備品で遊んだりしてます。
時々「脱走?」をしますが(笑)
その存在を忘れるほど、いい子にしてます

ママは君と遊んであげながら、お姉ちゃんのレッスンを聞いてます

なんか、いいですね~こうゆう雰囲気
ご家庭での様子が伺えます


お姉ちゃんと二人でピアノに向かいながら
ふと視線をずらすと、其処には「母と子」の美しい姿があって・・・
なんだかとっても心が安らぎます

ここにパパもいたら完璧(?)

ピアノの先生って、習ってる本人だけでなく
その御家族とも深い繋がりが持てる仕事だな、としみじみ思いました




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「実年齢」と「精神年齢」

2010年09月28日 | 「レッスン日記」
ピアノのレッスンを開始する際、先ず参考にするのは、そのお子さんの実年齢です。
5歳だからこのぐらいは出来るだろう、この言葉なら理解出来るだろう、と推察します。
その場合基準にする「このぐらい」は
今までみてきたお子さん達から自分なりに感じ取ってる基準です。

しかし、そうでも無いケースもあります。
つまり、実年齢と精神年齢、あるいは知能年齢のギャップです。

非常に高いお子さん、ちょっと低いと感じられるお子さんがおります。
そのお子さんの精神(知能)年齢を早く見極めるのも
指導者にとって非常に大切な事です。

極端な例ですが、10年前頃こんな生徒さんがいました。
一人は5年生で発達年齢の可なり低い子
もう一人は1年生で非常に高い子
この二人のレッスンをしていて、どう考えても1年生の子の方が
理解力・記憶力・集中力・全てにおいて勝ってました。
この年代の5歳の開きは非常に大きな物ですが
それを目の当たりにして驚いた経験があります。

其処まで極端でなくても、それに近い例はいくらでもあります。

その子の発達度は、教えていれば自ずとわかってきますが
最初「高い」と思っても、そうでも無い場合もあります。
又、その逆もあります。
その変化を察知する事も必要です。

その発達状況によって、接し方、教える内容は当然変わってきます。

小学生でも、幼児さんに対するように接する必要のある子
又、低学年でも高学年のように接しても大丈夫な子

同じページでも、半分判れば「よし」とする子
それ以上を求めても大丈夫な子

実年齢はある意味「先入観」です。
これは、私の頭の中から消し去る必要がある、と思ってます。

又、幼児さんだから、未だこれは出来ないだろう、と思うのも
間違った「先入観」だと思っています。


判りづらい内容で申し訳ございません。
ここで、私が言いたい事は
あまり「お利巧さん」でないから、中々ピアノが上手にならないんです。
という事では決してない、という事は理解して頂きたいです。

その発達の度合いはお子さんによって様々で
かめさんのようにゆっくりな子もいれば
ひょうのように速い子もいます。
その辺りをしっかり掴んで指導したいと思ってる事をお伝えしたかったのです。

そうは申しましても、昨日の「カリキュラム」にも書きましたが
ある一定の「平均」という物はあります。
ご家庭での練習の習慣も含め、お母様方のご協力は是非お願いしたい点であります。




ずっと貼り付けるのを忘れていて
半年振りくらいに貼り付けました
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「日々のつぶやき」は一月ぶりの更新です。
「目の付け所」・・・息子の作品についてです☆
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カリキュラム作り

2010年09月27日 | 「レッスン日記」
昨日はとても良いお天気でしたね。
お出かけ日和、洗濯日より、掃除日和でしたが
私は一歩も外に出ず、家にこもってました。
生徒さんのカリキュラムの見直しをしていたんです。

各自のカリキュラムはレッスン事に作成していますが
長期的なものも立てています。大体、半年のスタンスです。
それを、定期的に見直しています。

予定通り進んでる子が三分の二、進んでない子が三分の一、という感じでしょうか。。。

進んでいない子の理由は色々有ると思います。
テキストが難しい、とか
プライベートが忙しい、とか
家庭環境の変化、とか・・・

いずれの理由にしても、それ相応の対策を立てる必要があります。

順調組は現状維持、もしくわ、余力の有る子はもうワンランク上の内容に。
停滞組は、テキストやレッスン内容の見直しが求められます。

一人一人の現状を確認しながら
あの本を足そうか?これはやめようか?ここを重点にしようか?等々
ああでもない、こうでもない、とやってました。
「復習」が最優先と思える生徒さんも数名います。

いづれに致しましても、レッスン内容・教材に若干の変更が必要なお子さんがおりますので
そのお子さんには随時指示を与えたいと思ってますので、宜しくお願い致します。

以前にも書きましたが
私は生徒さんに「そういえばピアノを習っていたな~」という感じには決してなって欲しくないです。
ちゃんと弾けるようになって辞めて欲しいです。

その為にはどうしてもクリアーしてほしい基準があります。

ごく一般的なお子さんの場合で
3、4年生迄にはブルグミューラーを終了したいです。
それも「やっと弾いてる」では無く、きちんと弾けてです。

そして、5,6年生では
チェルニー30番、ソナチネ、バッハにプラス
有名なピアノ曲を心地よく弾けるようにしてあげたいです。

そうすると、逆算すると、幼児、1,2年生の時何をすべきか
テキストをどの程度進めておく必要があるかが自ずと見えてきます。

ブルグミューラーに入るのは、その子の力量にもよりますが
ベイシックスの「4」と併用か「4」終了後になります。
出来れば、2年生の間に、ベイシックスの「3」迄進んでほしいです。

勿論、昨今4年生ぐらいで初めてピアノを始める子も多いので
そうゆうお子さんは又ちょっと別になりますが
遅く始めた分、少しでも早くブルグミューラーに入れるように頑張って欲しいです。

家の子停滞組かな?と思われるお母様がおいででしたら
いつでも、なんなりと質問して下さい。

又、前回の「カナリア日記」に書きました「お勧め記事」の中で
「親学」の「そのニ」は特にお勧めですので
是非、参考にして頂けたら、と思います。



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お勧め記事とブログを4つ

2010年09月27日 | 日々のこと・・・
いいな~と思った物がありましたので、ご紹介させて頂きます。
お時間のある時にご一読頂けますと幸いです。

先ず最初はピティナに載っていた、小倉郁子先生記事
「親学」について書かれています。

その一

http://www.piano.or.jp/report/03edc/pianostage/2010/03/02_10362.html

その二

http://www.piano.or.jp/report/03edc/pianostage/2010/09/24_11360.html

小倉先生の講座には何度も出てますが
その温かいお人柄が伝わってくる素晴らしい記事だと思います。
親として、指導者として得る物が沢山ありました。

次はブログから

福島県の池田敦子先生。
先日私も出席したバスティン講座の事をとても良く書かれてます。
私も写真で登場してます(笑)

http://www.perle-piano.net/blog/?p=9691

最後は、仙台のかじわらかおる先生のブログ
「ピアノの先生がネットをする理由」というテーマ
奇しくも、前回の「カナリア日記」で私も書いてますが
かじわら先生の内容の方が断然面白いです☆

http://kabocha518.exblog.jp/11985018/

このお二人の先生とは、ネットで知り合った仲間。
お二人のブログは大好きです(^O^)
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先生同士の繋がり

2010年09月25日 | 日々のこと・・・
私は先生同士の繋がりをとても大切に思ってます。
ですから、研究会やワーク・ショップにも率先して参加してます。

都内や埼玉には、10年~20年以上に渡って親しくさせて頂いてる先生が大勢います。
それが最近、その繋がりが日本全国に広がりつつあります。

そのきっかけは色々ありますが
一つは「ブログ」です。

私の書いてるブログは御父兄のみならず同業者の方も随分読んで下さってます。
私も他の先生のブログを拝読させて頂いてます。

好きなブログが幾つかあります。
そこからその先生達とのコミュニケーションの輪が広がっています。

昨日、ある講座に出席しました。
そこで、そのお仲間の内、3人の方にお会いできました。

所沢、大阪、福島の先生です。
やっと会えましたね、わー、キャーのノリです(笑)

オフ会っていうのがありますよね。
ネットを通して仲良くなった人たちが実際に会う、というもの
なんかそんな感じでした。

初めてお会いした気が全くしない
昔の同級生に再会したようなそんな感覚です。

普段良くお会いしている先生方とは又一味違った繋がりを感じました。

それは、ブログというのは本当にその先生の人となりがわかる物だから。
それに共感しあった者同士の繋がりですから自然と強固なものになります。

あの先生も頑張ってるんだな~と励みになったり
レッスンで悩んでいる事にアドバイスしあったりetc・・・
どうでもいい事しゃべったり
情報交換をしたり
襲るべし、ネットです。

上手く活用すればいかようにも広がって行きます。

ピアノの先生って孤立しがちな仕事です。
だから尚更そうゆう繋がりは必要になるとお思います。
昨日はそれを確信しました。
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「英語の歌もうたえるんだ」

2010年09月22日 | 「レッスン日記」
5年生のHちゃんが珍しい楽譜を持ってきました。
「Miley Cyrus」マイリー・サイラス
アメリカの女性シンガーの名前です。
初めて聞きました。

後で調べたら
シングルは全米で一位になってるし
タイムズ誌の最も影響を与えた100人にも選らばているし
今や、トップ・シンガーだという事です。


          
         

Hちゃんのクラスメイトが彼女の事が大好きで、この楽譜を購入したそうです。
よく見たら輸入版でした。ネットで買ったそうです。
今時の子はこんな事も出来るのかと、ビックリしました。

なんでも、その友達のお母さんがエレクトーンをやってるので弾いてもらったら
あまり弾けなかったので
ピアノの先生に弾いてもらってみて、と楽譜を貸してくれたそうです。
責任重大(笑)

ザット見たら・・・
いわゆるロック系。こうゆう曲は好きでは無い。
でも、なんとか意地で弾きました(^_^;)

まあ、この手の曲は大体ワン・パターンなので
基本パターンさえ判れば然程やっかいではありません。

Hちゃんは歌える、というので歌ってもらいました。
流暢な(?)英語で上手に歌ってました。
5年生でこうゆう曲も歌えるのかと、又ビックリ。

でも、後でちょっと思い出しました。

私が4年生の時、アメリカの4人グループの「モンキーズ」というのが大変な人気で
LPレコードを買いました。
其処に載ってた10曲以上の曲は全部空で歌えるようになりました。
意味は全く判らなかったですが・・・

私もそうだったんだな、と思いました。

余談ですが、このLPは妹とお金を出し合って買いました。
(妹は未だ2年生でした)
LPというのはA面B面とあります。
半分づつ出したので、A面は私、B面は妹と決めました。
自分の権利では無い方を聴きたい時は必ず許可を得る
なんてバカな事を決めてた事を思い出しました。

幼稚園の三女はお金を出してなかったので
聴いちゃ駄目、と言ったような・・・

話しが反れましたが(^_^;)
この楽譜の中の「See You Again」という曲が気に入りました。
Hちゃんも好きだというので、今度のレッスンまでに弾いてみたら?と言いました。

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「食べて、祈って、恋をして」

2010年09月21日 | 映画
久々のジュリア・ロバーツの主演作です。
初来日した所を見ても、可なり気合いが入っていたのでしょう。
しかし、評価の方は余り良くないです。
確かに、意味不明の作品ではありました(^_^;)

30代の女性が、離婚して、若い恋人とも別れて
自分探しの旅に出るという実にベタなストーリー。

リズ(ジュリア・ロバーツ)が何故夫と別れたいと思ったのか?
その辺の説明が非常に不十分。
だから、彼女の、あの涙に共感出来ない。
その後の若い恋人との破局の理由も曖昧。

でも、別れる本当の理由なんて
結局は、当人でなければわからない物。
きっと彼女なりに苦しんだのだろう、と私は思う事にしました。

二人の男との別れは、この作品では旅に出る為の導火線であって
重点を置いていなかったのでしょう。

各地で出逢った人々との交流の中で、彼女は何かを見つけていくのだけど
その繋がりが、やや薄っぺらかったです。

でも、そんな物かもしれない。
あくまでも、旅先での出会いなのだから。

リズが旅に出る必然性もあまり感じられなかった。
其処まで切羽詰った状況には思えなかった。
しかし、これも当人でなければわからない事。
きっと、辛かったんだと思う事にしました。

こうゆう淡々とした作品で140分は非常に長いと思います。
ま、長さは然程感じなかったですが・・・

ラスト・シーンは大変感動的でしたよ(涙)
今年観た作品の中でも、ラストだけでは上位ランク。
とても美しく、爽やかな気持になれました。

自分を変えたいと思ったとき、見知らぬ土地に旅に出る。
非日常的な場所で自分を見つめなおす。
これは、大変に有効的な手段だと思います。
 
今まで言葉を交わす機会の無かった人達と会話をし
其々の生き様に触れる。
実際にその目で見て、肌で感じる事に価値があります。

女子大生の旅、のような感が無きにしもあらずでしたが
とても良く判る気がしました。

心に響く言葉は随所に散りばめられていました。
DVD出たらレンタルして書き留めたい、と思いました。

メリハリ無かったし、演出も(?)でしたが
たまには、こうゆう作品があってもいいんじゃないかな?と思えました。

そして、最後にジュリア・ロバーツ
本作では42歳。

30代の彼女の活躍は目覚しい物がありました。

32歳の「ノッティングヒルの恋人」は、最高にキュートで
33歳の「エリン・ブロコビッチ」では演技が認められ
「オーシャンズ」シリーズはカッコ良かったな~☆

そして、それらは今も健在。

大口を空けて笑う所も
くしゃくしゃになって泣く所も
そして、何より、あの「笑顔」

主演だから当然出番は多いですが
こんなに出ずっぱり、というのも珍しいです。
3作品分ぐらい、ジュリアを堪能した感じです。

今も変わらぬあの「笑顔」・・・嬉しかったです。
やっぱり憧れてしまいます☆

今の路線でどこまで突っ走れるか一抹の不安はありますが
いつまでも、ジュリアはジュリアのままで・・・
彼女の40代を応援したいと思ってます。

ピアノの先生仲間には、観てみてもいいかも、と言えますが
お母様方には・・・?
今は子育てで「自分探し」なんて、そんな悠長な事(?)は多分考えられないですよね。
逆に、リズの行動は「甘い」と思われるかも。

もしかしたら、10年後くらいにそんな心境になるかもしれませんが・・・
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左手だけで・・・

2010年09月19日 | 「レッスン日記」
小3のH君は、今ブルグミューラーの「18番」をやっています。
今回は片手奏でした。

普通、片手奏というのは、両手では未だ弾けないから片手ずつ弾く
つまり、読譜が中心なので曲としては成立してない、という感じになりますが
H君の場合はそれとは可なり違ってました。
つまり、片手奏でも立派な曲になっていました。

先ず右手

この曲は全て一拍目に16分休符が入ってます。
右手だけでは、かえって弾きづらい曲です。
それがH君は少しの狂いも無く弾きました。

メトロノーム無し、私もカウントしませんでした。
「拍」が全くづれずに、同テンポで最後まで弾いてました。
プラス音楽的に
いつも思いますが、H君の「拍感」は凄い物があります。

さらに驚いたのは、左手

この曲の左手は右手の一拍目のところを和音で弾きます。
大きな動きの無い、単調な和音の繰り返しです。

その和音をなんとも美しく弾いている事・・・

通常片手奏の時は、もう一つのパートを私が弾いてあげる事が多いです。
でも、その時は弾きませんでした。
この綺麗な響きに私の右手をかぶせたら勿体無い、と思ったからです。
弾かずにその音を聞いていたいと思いました。

それでも、アンサンブルしたくなりました。
その時間を共有したくなりました。
それで、ごく小さい声でメロディーを口ずさみました。

演奏の後、どんな所にきをつけた?と聞きました。
H君が指差した箇所は、まさにその単調な左手の中でも
注意すべきハーモニーの箇所。
それに気づいた所もそうですが
尚且つ、そこが好きだ、と感じて大切に演奏した事は素晴らしい事だし
それだから、左手だけでも立派な曲になったのだと思いました。

こうゆう感性はすぐ身につくものではありませんが
出来るんだ、と教えてもらった貴重なレッスンとなりました。

それから、H君のお姉ちゃんですが
前回「レパートリーを沢山作ろうね」と二人で話して
「私のレパートリー」という風に紙に書いて作ってきて、と言いました。

「先生、書いてきました」と見せてくれたものは
色々な色を使った、とても素敵な物でした。
そこには、10曲分の数字が書かれてました。

言った事をすぐに実行してしてくれて、とても嬉しかったです。
10曲、埋めましょうね☆

今日は、素敵な姉&弟のお話しでした♪
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「参加しちゃいましょうよ」

2010年09月16日 | 「レッスン日記」
ステップの話題続きで恐縮です。

昨日は、年少のK君が来ました。
お母様に「どうしますか?」と伺ったら
「今回は辞めておこうかな?と思ってます。
当日になって行かないと言い出だすかもしれないし
今回は見学だけに・・・」とのお返事。

お母様のご心配なさってるお気持、とっても良く判りました。

なにしろK君は2月に3才で入会した時
最初の何回かは、ママのお膝から離れず
殆どレッスンにならなかったからです。

人見知り、場所見知りが非常に強いお子さんでした。
それでも、徐々に私にも教室の雰囲気にも慣れ
今では、勿論全く平気になり、幼稚園にも元気に通ってます。
それでも、慣れない所は未だに駄目なようです。

私もお母様の気持ちが痛い程判るので、強要はしませんでした。

でも、レッスンしているうちに
「K君、こんなに上手に弾けるようになったじゃない、
出てもらいたいな~」という風に気持が変わってきました。

私の座右の銘にしている言葉の一つに「次は無い」という物があります。

何事も「ワン・チャンス」なんです。
「今しかないんです」
明日生きているかどうか何てことも誰も判りません。
「その一瞬が真剣勝負」なんです。

K君にとって、4才のステップは今回しかありません。
次回は、もしかして予定があわないかもしれません。
先のことはわかりません。
ならば、今のこの可愛い4才の姿で舞台に立って欲しい、そう思いました。

もう一つは「可能性」への挑戦です。

場所見知りする子なら、あへてそこに挑戦して欲しい。
もしかしたら、それによってK君の何かが変わるかもしれない。

固まって弾けなくなったら、私が一緒に弾いてあげればいい。
どうしても行くの嫌だと言ったら、その時は諦めればいい。

でも、出来るかもしれない
一人で堂々と弾けるかもしれない。
そうゆう可能性が少しでもあるのなら、挑戦して欲しい、と思いました。

もう一つはお母さんの意識を変える機会にもなる、という事。
子供に秘められた無限の可能性を信じて
お母さんも怖がらずに一歩を踏み出して欲しい。

そんな事をお話ししたら、お母様の「その気」になられたようです。

決して押し売りはしたくないです。
これは、あくまでも私個人の考えです。
異論もあるかもしれませんが、私はそのように心から思いました。


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