終了後、短距離と長距離を集めて話しをしました。こちらの方針の宣言です。今のまま練習に入った所で意味がないと思います。短距離にはこれまで何度も話をしてきました。多分長距離も話をされているはずなのですが、部の方針というものを全くと言っていいほど理解できていない所があります。
うちは陸上競技部です。陸上サークルや同好会とは違います。基本的に練習をして大会で最大限の力を発揮する。趣味のスポーツというのとは違います。レクレーションでやるのであれば1人でもできる。趣味で身体を動かしている人はたくさんいます。うちの部活動は競技をするために集まった集団だと考えています。この事はチームとして最も基本的な部分であり、最も大切な事だと思っています。
きつい事はやらずに好きな事をやる。これは部活動ではない。私はそう思います。ここは価値観ですが。競技をして自分を高めるのが部活動ではないと言う人もいるでしょう。残念ですがそういう生徒はうちの陸上競技部では活動をしてもらうわけにはいきません。週に3回の活動をする運動部もあるでしょう。うちは違うのです。本校の陸上競技部の方針です。
基本的なルールを守れない者がうちのチームで活動はさせません。例えインターハイに出場できる力があっても校則を破り問題行動を起こすような者であれば決して許す事はありません。そうでなければ勝ち上がりたくても勝てない選手に失礼です。誰からも応援される選手でなければいけない。そこは絶対に譲れません。
長距離を残して短距離は身体を動かさせました。長距離にはきちんと話をしておかなければいけません。前の記事にも書いていますが記録会前というのに体調管理が出来ず、練習を休むという状況は考えないといけません。金曜日は風が強く肌寒い状態でした。しかし、体調が悪いと練習を休んでいた者が半袖でミーティングに参加しています。話を聞くと上着も長袖も持ってきていないとのこと。ここが競技者としての感覚の欠落です。欠落というか分かっていないのだと思います。競技というのは様々な事に注意を払わなければいけません。正直、選手という感覚ではできていません。
足が速い、遅いという話ではないのです。まずは基本的な考え方を身につけないといけないのです。こちらが話している内容をきちんと理解するということもすごく大切です。できるだけ簡単な言葉を使っていきました。競技をする意識でなければ陸上競技は出来ないと思います。ここを一から教えていくというのは大変です。
他にも多くの事がありました。全てを書ききれないくらい驚かされる事があります。厳しいですね。
精神的にダメージが大きい。もう少し取組んでみます。