本書は、近所の本屋に平積みであったのを見つけてGET。
作者の黒沢哲哉さんは、私より、1学年上だが、一浪しているようなので、大学では同年次ということになる。
この手の本は、結構あるので、あまり期待していなかったのだが、はまった。
これだけ、趣味嗜好が合う人がいるのだろうか?
それとも、我々の年代、皆同じことを考え、似たような生活をしていたのか?
前書きをそのまま引用すると
”本書は、そんな多くの人が”熱中”したあのころのマンガや映画、テレビドラマの中から「これ!」というものをピックアップして年代別順に並べたものだ。”
”掲載したモノのほとんどは、ぼくが当時入手して個人的に所有していたものだから、展示品の傾向には大きな偏りがある。”
とあり、これが、まさに本書の的を得た説明。
「これ!」というものを厳選してあるから、相当共感できる熱中対象があるわけだ。
酒蓋集め(局地的にしか流行っていなかったのか?)なども結構熱中したんだけどな。
切手とか、レコードは、あまりにも当たり前すぎる。
拓郎、ユーミン、コロンボなどメジャーなものもあるが、「天才・秀才・バカ」、「タイム・トラベラー」、「シティロード」など、すっかり忘れてしまっていたものもあった。
知らなかったのは、広瀬正のSF。
著者も敢えて変化球を投げてみたと自ら語っている。
それにしても、黒沢さんの収集物の量と種類はすごい。床が抜けたというから、60’sからこつこつ集めた収集物は、相当の量になるに違いない。
博物館でも開いてみたらどうだろう。