関裕二氏の、新史論、第三巻が出た。
ますます、すごい展開になってきた。
時代は、4世紀から、聖徳太子の時代まで。
まさに、大和政権が、できて、確立していった時代だが、その影で、何が起きていたのか。
本書は、またまた大胆な推理を繰り広げる。
その中心をなすのが、物部氏と、蘇我氏と、聖徳太子。いや、それをばらばらに語ることにどれほどの意味があるのか。
藤原氏を肯定するために作られた日本書紀において、いろいろ物語が繰り広げられるが、すべて、一つの目的のための、創作ではなかったのか。物部氏も、蘇我氏も、聖徳太子も、結局、藤原氏の前に、姿を消していく。
うーん。ちょっと大胆すぎ。第二巻もそうだったけど。
古代史論と、推理小説の、境界線ぎりぎりの本?
もう次の巻の構想もできているみたいだけど、読者がどこまでついていけるか?