かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ビートルズに選ばれた人たち

2024年06月24日 | The Beatles


今日は、関西。
富士山も一応見えたが、かなり蒸し暑い。



とめどもなく出るビートルズ本。
今度は、川上さんという私よりも年下のビートルズファンが、実際に日本公演を見た人を尋ね歩き、そのインタビューをまとめた本が出た。
今までもこの手の本はあったが、それらよりもっと知られていない、隠れたビートルズ来日公演経験者を探し出す。
私の知っているのは、赤穂の岡本さんと、超有名人の川原さんだけだった。
もちろん最後の特別インタビューに登場するバラカンさんは、よくトークイベントにお邪魔しているが。

面白いのは、その記憶に、大きな差があること。
考えて見れば、私が学生時代に行ったディランや、イーグルスや、キッスなど、行った事実は、覚えているが、何日の何時からの公演で、セットリストは?と聞かれても答えられない。
印象に残ったシーンや、演奏を断片的に記憶しているぐらいだ。
たまたま、ディランとキッスは、行った当日の公演の音源が出ているので、聞くことはできるのだが。

それと、チケットの入手の仕方が、バラバラで、今のように秩序だっていなかったことがが、よくわかった。
1人は、20枚入手し、5公演中、4公演見たという人まで。
一般の人では、最高記録ではないか。
売れない他の公演のチケットを買うことにより、入手した人もおり、呼び屋創世記の苦労が偲ばれる。
なんせ、ドルが、360円時代だ。

武道館への行き方の記憶も曖昧。
まだ、東西線が全線開通していなかったのだという。
東京駅とか、飯田橋駅から、歩いて行った。

川上さんも相当の変わり者で、インタビューのため広島から、栃木まで行く?
ポールのコロナ明け初コンサートに、オーストラリアまで行く?

あとがきに、"皆さんの共通点は、70代を迎えた全員が現役で仕事を持ち、社会とつながり、若く、ファッショナブルでエネルギッシュなことです。実はこのことこそが、この旅の回答でした。"と締めくくられている。

まさにそう感じさせる1冊だった。
コメント
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