かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

マレーシアその11 ムルデカ広場

2008年10月04日 | Singapore・Malaysia・Indonesia
今日は、久し振りのゴルフだった。こんないい天気の日にもったいない?という向きもあろうが、こんな天気だからこそ、ゴルフなのだ。スコア以外は、申し分なかった。

昨日、元外交官の方の話を聴く機会があった。とっても面白かった。
昨日のバイデンさん VS ペイリンさんの討論会も、TVで見ておられたとのことで、引き分けとおっしゃっていたが、その後の世論調査でも、引き分けとういことになっているようだ。ペイリンさんが、ボロを出すのではとの思惑(期待?)もあったが、無事乗り切ったということで、マケインさんにはプラスだった。

しかし、選挙戦の方は、露西亜のグルジア侵攻で、マケインさんが一旦巻き返したのものの、その後大きな金融不安が発生し、庶民の生活はどうなるんだという原点に関心が戻り、オバマ氏が優勢になっている。ただし僅差であり、一週間単位で情勢はころころ変わるので、全く予断を許さない。
一番興味深かったのが、今までは、共和党 vs 民主党という構図だったのが、昨夜可決された金融安定法案の議論の中で、その対立構造が、複雑になってしまったという話だ。

マケインさんと、オバマさんと比較すると、キャリアから見れば、オバマさんがエリート。そのエリートが集まるウォール街の人々を、庶民の血税で救おうとするこの法案。
でも、マケインさんは共和党だし、この混乱が起こった時の、責任政党だよね?ということで、デジタルな判断は、難しくなってしまっているのだ。

ウォルマート・マムという言葉があるそうだが、所謂中流または、中流よりちょっと下の層のことを言う。この層を、どう票に結びつけるかという課題と、この金融安定法の問題が絡んできてしまったので、事が複雑になっているのだ。マケインさんとオバマさんのそれぞれ強い州と、このウォルストリート・マムの強い地域とは、マッチしないということも、混乱要因。
この金融の混乱のために、共和党 vs 民主党の闘いのはずが、ウォールストリート vs メインストリートの闘いに変質してしまっている。ところが、この切り口だと、マケインさんと、オバマさんとでは、どっちが、ウォールストリートなのか、メインストリートなのかがわからなくなってきてしまたったのだ。

日本の国益の観点から言うと、一番の関心事は、外交政策だが、マケインさんの政策は(良し悪しは別にして)わかりやすいが、オバマさんは、何にも言っていない。ただ、CHANGEと言っているだけで、どうCHANGEしようとしているかは、不明だ。
露西亜をどうするのか、欧羅巴をどうするのか、中東をどうするのか、中国をどうするのか、中央亜細亜をどうするのか????

そして、もっと大きな話は、ここ100年の国際構造が、良くも悪くも亜米利加がいて、それに対し、欧羅巴がいて、亜細亜がいて....という世界だったのが、この金融業界の激変で、亜米利加が、One of Countries になっていく可能性がでてきていることだ。
もしそうなったら、今生きている人にとっては、まさに未体験ゾーンだ。

話をクアラルンプールに戻そう。



クアラルンプールの中で、イギリス統治時代の美しい建物が見れるところは、ムルデカ(独立)広場近辺だろう。





中央に見える時計塔のある建物は、最高裁判所ビル。インド風だが、イギリス人の設計による。一番奥に、近代的な高層ビルが見えるが、これも、イスラム風のシンプルなビルだが、美しい。何故、国旗が、ビル々に掲揚されているのかはわからなかったが。ラマダンだからか?



ムルデカ広場に聳え立つ国旗掲揚塔は、滅茶苦茶高い。



いぃんでないかい?



噴水も、風格のある美しいものだった。左下に見えるイギリス人らしき人は、この噴水を下から見上げる角度で、撮ろうとしていた。たぶん逆光を活かそうとしているのだろう。

ということで、マレーシアのお話は、とりあえずここまで!
明日からは、マニラに移動!
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マレーシアその10 マスジットジャメ

2008年10月03日 | Singapore・Malaysia・Indonesia


ビルの谷間にあるこの美しいモスクは、マスジットジャメ。クアラルンプールで、最古のモスク。クアラルンプールの名は、元々二つの川が合流するという意味で、ここがまさにそこ。



ラマダン中だが、多くの信者が訪れていた。服装制限などが厳しい。



敷地の中には入れるが、堂内や、お祈りをするステージには、入ってはダメとのことだった。断食中の皆さんが、暑さもあり、中で、ぐったりしている様子が垣間見えた。



ということで、さらっと見ただけだったが、入口では、お祈りを済ませた方々相手のお店が大賑わいだった。
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マレーシアその9 チャイナタウン

2008年10月02日 | Singapore・Malaysia・Indonesia



クアラルンプール中央駅の東にある川を渡ると、そこは、チャイナタウンエリアだ。
ショップハウス風の建物が、ビルの谷間にちょこちょこ現れる。



川を渡ったすぐのところには、バスセンターがあったが、狭くて暗い空間に、多くの人が蠢いていた。空気もめちゃくちゃ悪い。我々が、当たり前に飛行機を使う移動も、彼らは、バスで平気で10時間以上かけて移動する。



チャイナタウンの真ん中に、ヒンドゥ教寺院が聳え立つのは、シンガポールのチャイナタウンと同じ光景だ。



当然、華人向けの寺院もある。これは、関亭廟で、日本のチャイナタウンと同じである。豪華さでは横浜が勝つが、真剣に祈る人々の気持ちは、KLのが勝つかもしれない。



中には、お香の煙が立ち込めるが、手前にぶら下がっている、渦巻状の線香は、ベトナムのチャイナタウンのと同じだ。華人が、東亜細亜から、東南亜細亜にかけて、華人文化がいかに広がったかを考えさせられる。



チャイナタウンのはずれには、セントラルマーケットがある。元は、もっと庶民の市場だったのだろうが、今は、観光客向けの、中途半端なマーケットになっているように感じる。

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マレーシアその8 クアラルンプール駅

2008年10月01日 | Singapore・Malaysia・Indonesia



今度は、ほんとに、レークガーデンのある丘から降りてきた。ここから先は、前にも来たことがある場所(H/Pに一応載せてある)なので、歩みを早めたい。
目に入った立派な建物は、イスラム芸術博物館だが、クローズしていた。



その向かい側には、国立モスク。前に来た時は、中にもはいったが、1965年に作られた、8,000人もはいるモスクだ。ラマダン中だったこともあり、異教徒には、ちょっと近寄りがたい感じがした。



そこからさらに降りると、旧鉄道省のビルがある。いかにも、欧羅巴風(欧羅巴人によるインド風?)だ。結婚の記念写真用の撮影シーンが見られた。



これが、その向かい側にあるクアラルンプール駅(旧中央駅)。これも、アラビア風(インド風?)建築で、よく補修もされており、美しい。



中も、古い雰囲気をそのまま残している。



駅舎の中は、博物館風になっており、昔の車両や、駅舎のミニチュアなどが、展示してあった。



そこを抜けると、普通の昔ながらのコンコースだった。今も現役のクアラルンプール中央駅だ。
シンガポールから、ここまで列車で来た人がいたが、椰子畑が延々と続き、退屈そのものということだ。

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