かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

1+1 Herbie Hancock & Wayne Shorter

2017年12月06日 | Music



先日、Herbie Hancockと、Wayne Shorterとのジョイントコンサートに行った話はした。
両国国技館での円形ステージで、90度づつ、ステージが回転するというユニークなセッティングの中、緊張感のある曲から、ファンキーな曲まで、楽しませてくれた。

その二人の最初のCDが、これ。
解説によると、このコンビは、1979年の田園コロシアムのライブで、偶発的に結成されたのが最初という。
本CDは、1996年に行われたセレニアス・モンク・ジャズ協会設立10周年記念コンサートでの演奏が評判となり、その翌年、LAで録音されたという。
二人は、1960年代、マイルス・デイビス・クインテットのメンバーとしての活躍が有名だが、それ以来、50年も盟友でありつづけているということになる。

今回のコンサートで、Wayenさんは、ずっと腰掛けての演奏で、Herbieさんも、動きが、従来よりゆったりされている印象を受けたが、演奏は、確かな、緊張感のあるものだった。
本CDを聞くと、そのジョイントコンサートの演奏を思い出す。

静かなジャズバーなどで、聴くとぴったり?
変幻自在なソプラノサックスと、ピアノとの競演。



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ENCORE !

2017年12月05日 | Music


昨年の、12月11日に行ったナベサダさんのライブアルバムが出ている。
その名もアンコール。

1980年7月の伝説の武道館のライブ(こちらもCDになっている)と全く同じ曲順で、ビッグバンドに編曲して再現したコンサート。

生で聞いてすばらしいと思ったが、このCDでもその雰囲気をよく伝えている。

音のキレがよく、ノリもよく、しっとりと聴かせるところもいい。まさに、ナベサダさんの本領が発揮されたライブ録音ということではないか。
1980年の時、共演したデイブグルーシンとの再共演というシチュエーションもいい。
2曲、デイブの作曲の曲が入っているが、ナベサダさんの曲にすっかりなっている。

ナベサダさんの円熟した演奏を聞きたい人は、是非。

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Experiencing the Beatles

2017年12月04日 | The Beatles


とめどもなく出るビートルズ本。
本書もその内の一冊。

A Listener's Companionというシリーズの内の1冊ということらしい。20冊ぐらい既刊が紹介されている。
著者のBrooke Halpin氏は、ブロードキャスター、ピアニスト、作曲家、画家、そして音楽関係の書を多く著しているという。

全部読んだ分けではないが、ぱらぱらめくってみると、なかなかよく書けているようだ。ただ、凄いことがたくさん書いてあるわけでもなく、Halpin氏の目で、ビートルズの音楽を再分析した本と言ったらいいかもしれない。だから、ビートルズのコアのファンには物足りないし、通常のファンには、ちょっと詳し過ぎということになるかもしれない。

ビートルズの音楽のタイプによって章分けされており、自然と、ビートルズの音楽の変遷に沿っての音楽評ということになる。
最後の3章は、スタジオの話、オーケストラの導入、ゲストミュージシャンという流れ。

いろんな音楽家を1冊づつ紹介する本の内の1冊ということだが、著者に恵まれ、いい本にはなっている。

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THE BEATLES BOOK

2017年12月03日 | The Beatles
今日は、この秋最高の天気。
だったが、溜まった用事をこなす一日となった。
いつまでもためて置くわけにもいかないし。



最近、多くのサインをゲットしたハンターデイビスさんの新著をゲット。
その名も、THE BEATLES BOOK。
その長いビートルズ研究歴を、ビートルズ辞典的な1冊にまとめた。

ビートルズに関わった人々、ビートルズの曲の1曲毎解説、ビートルズの関連する場所、ビートルズに関連する放送、映画、年表という構成になっている。

人々には、ハンターさん自身も、もちろん含まれている。
彼の著書ももちろん。
ビートルズに関連する場所では、いつも注目している1963年7月6日のNorthwichのイベントも取り上げられている。カーニバルが行われたのが、Memorial Hallではなく、Verdin Park であることがわかった。
貴重な写真も多数。ハンブルグでパンツ姿でうろつくジョンの写真も。
Let It Be セッションの詳細な記録も付いている。

ビートルズのコアなファンであれば、マスト。


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ザ・ビートルズ 源流と進化

2017年12月02日 | The Beatles

今日は、久しぶりのゴルフだった。
好天に恵まれ、スコアいまいちながら、満喫。



大人のロックの別冊が出た。
ビートルズ 源流と進化との副題がついている。

ビートルズの生まれた背景から、その進化まで、確かに副題通りの網羅的な内容になっており、ムックというよりは、単行本として出してもいいような充実度。

特に、最近、接点が増えた著者たちが、最新発見データ、撮影写真等を惜しげもなく披露。そこに、切り絵、エッセイなど、ほんのりしたコーナ≠焉B
写真撮影した福岡さんとは、接点があるが、その後撮りためた写真が一挙公開になった。
川原さんの寄稿も、参加したトークショーの内容が元になっている。

初心者にはトゥーマッチかもしれないが、私レベルのファンには、ちょうどいいレベルの本。
海外の本には、個人的な体験談とか、個人的な分析本が多いが、このような共著でレベルの高い本は、少ない。
これも、日本における、ビートルズ研究のレベルの高さを示すものと言えるだろう。

価格もリーズナブルだし、手に取ってみたらいかが?

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