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触媒の寿命について (nnishi@小樽)
2010-11-02 17:09:42
大往生ですね。

コンバスターの寿命は金属表面の寿命とセラミックの寿命に
分かれるようで、セラミックは1200度を超えると一瞬で、
越えない場合は、金属枠の物理的な伸縮や、加熱中の
外力の衝撃、熱衝撃で寿命を迎えるようです。

触媒金属の寿命は、主に使用による経年劣化で、
白金やパラジウムがたしか均等に表面に並ばなくなり、
触媒金属の露出が減るために、そこでの燃焼効率が
悪くなるというのと、紙や薪に含まれる硫黄成分が
触媒金属と結合して無力化しまい、働ける触媒の
量を減らして性能を落とすというものだったと思います。

ところで、インナートップの奥側の扇形のパーツですが、
これの隙間が緩いと、確か触媒をバイパスして上に流れる
炎がこの隙間を通るので、さらに過熱され変形が強くなる
だけでなく、扇形じゃない方の大きなインナートップの
パーツまで歪んでしまう、という事例があったと思います。
次に交換するまで耐火セメントで隙間を埋めて
おいたほうが良いかもしれませんね。自信がないけど、
どうかな。

バッフル板は健在のようですね。頑固親父さんは
バッフル板は何かをぶつけたかなにかで早くに壊してしまい、
その後、触媒が頻回に壊れたそうです。バッフル板は
良くも悪くも消耗品として、ストーブが炎と戦う最前線を
守ってくれているようです。
 
 
 
nnishiさん (薪焚亭主人)
2010-11-03 06:12:46
非情に詳しい多識にはいつも感服脱帽です。
firewood.jpでのコメントもとてもありがたいです。
自分じゃこうは行きません。


さて、扇形のパーツの隙間ですが、
本来はインテラムガスケット(触媒に巻いてあるものと同じ)が挟んであります。
たぶん熱膨張の緩衝材なんだと思うんですが、セメントだとどうでしょう? 割れませんかね。

バッフルの形状は良く考えられていると思います。
炎を上手く分散する設計ですよね。
ダッチウエストの触媒は炉の真上にあるので、このバッフルの形状は必然だったのでしょう。

アンコールでは分散設計にはなっておらず、
ただ、それでもスロートフードを介して一旦上に引いて、
それから触媒、下側へ引くという流路で緩和しているようです。

 
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