漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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くしゃみのおとど

2011-02-08 21:01:50 | 春の魚料理
朝の電車の中、
東飯能駅に付いたとたんに、大きなくしゃみが連発で聞こえはじめた。
私の席からは10メートルくらいはなれている。
花粉症特有のくしゃみであります。

見ては悪いな~っと思いつつ、
どんな体質なのかしら?
舌を見せてとは言わないから、ちょっとお顔の色だけでも
拝見したい欲望にかられる。

ささっと0コンマ5秒くらいで、目を動かして
盗み見る。

空いた電車の中で、くしゃみの大臣(おとど)のお顔は
すぐに目に入った。

面色委黄。

脾が虚して、元気不足。
電車のドアが開いてくしゃみをしたというのと、
花粉本番よりさきがけて、寒い季節から発症ということで、
冷えが強いのがありありとうかがわれました。

もっとしっかり、首元までジャンパー閉めて、マフラーをまかないと!
そんなボリボリとスナック菓子食べないで、
ちゃんとご飯を食べてたも。

体質改善どころではないその姿に
おせっかい念力だけを送ってみるのでした。


夕飯です。
これはちょっと前の、日曜日の夕飯です。
あんこう鍋にしました。

あんこう殿



塩をふって、しばらくおき、熱湯でしもふりにしてから
鍋に入れます。



肝がね~~。たまらんです。

今日はあんこうを。
あんこう自体は気と血を補ってくれます。
体を温める作用もしっかりあるので、
冷え性の人にもいい!
老化防止の作用もあります。


あんきもはね、
肝と心を養い、目をよく見えるようにし、
精神も安らかにしてくれます。
さらにビタミンAの作用で、口内炎とか、味覚障害、
夜盲症の予防なんかにもいいんです。

あんこう自体は胃腸によく、
きもは、肝と心にいいんです。

なんでもそうですが、
生き物は、パーツパーツで効能が違う、
ある一部だけ食べるよりも、それ丸ごと食べられるほうが
五臓バランスよく、養わせてもらえます。

というわけで、最近だしは
食べる煮干をつかってます。小さい、雑魚さいずで
味噌汁に入れて具として食しても、そこそこいけます。