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黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第十二節 語句の意味2の2-2

2013-02-14 09:36:43 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二

第十二節

 肺病者、喘欬、逆氣、肩背痛。汗出尻陰股、膝攣、髀腨胻足皆痛。虚則少氣、不能報息。耳聾嗌乾。取其經太陰、足太陽之外、厥陰内血者。

 

語句の意味2の2-2

耳聾=じろう・聴力障害がある病証で、耳閉、聾聵(ろうがい)ともいう。

耳聾=証名。耳閉、聾聵(ろうがい)ともいう。

主観的感覚あるいは客観的検査でいずれも聴力に様々な段階の障害があるものをさす。

先天的あるいは外感内傷によっておこる。急に聾するものは多くは実証に属し、久しく聾するものは、多くは虚証に属する。

実証のものは、風熱・風寒・肝火などによりおこる。症状は頭痛・鼻塞・口苦・耳竅閉塞・綿で耳を塞いだ様である・耳鳴・耳聾が見られる。治療は疏風清熱、辛温散寒あるいは清肝瀉火などの法によい、略。

虚証は気虚や血虚などによりおこる。症状は頭眩目眩・腰膝酸軟・力がなく・耳鳴・耳聾などがみられる。治療は益気・滋腎養血などの法によい、略。<素問繆刺論>参照。

<病源>「精気調和するときは、腎の臓強盛にして五音を聞く。もし血気を労傷し兼るに風邪を受ければ、腎の臓を損し、精脱して耳聾するなり。」

<素問至真要大論>「少陽の司天、客勝ときは、・・・耳聾す。」

<同>「少陰の司天、客勝ときは、・・・耳聾す。」

<素問気交変大論>「歳火、太過なれば炎暑、流行し、金肺、邪を受く、民病、・・・耳聾す。」

<同>「歳金、太過なれば、燥気流行し、肝木、邪を受く、民病、・・・聞く所なし。」

<素問生気通天論>「陽気は、煩労するときは、張し、精絶す、夏に辟積し、人をして煎厥せしむ。目盲て、以て視るべからず、耳閉じて、以て聴くべからず、潰潰として、壊都のごとく、汨汨として、止むべからず。」

<素問五蔵生成篇>「徇蒙招尤、目瞑耳聾なるは、下も実し、上に虚す。足の少陽厥陰に在り、甚だしきときは、肝に入る。」

<素問診要経終論>「少陽の終るときは、耳聾す。」

<素問厥論>「手の太陽厥逆すれば、耳聾す。」

<同>「少陽の厥は、暴かに聾す。」

<素問脈解篇>「太陽は、・・・所謂、浮にして、聾をなす者は、皆気に在るなり。」

<霊枢経脈篇>「手の陽明の別は、・・・耳に入りて、宗脈に合す、実のときは、齲聾す。」

<霊枢決気篇>「精脱する者は、耳聾す。」

<霊枢厥病篇>「耳聾して、聞くことなきは、耳中を取る。」「耳聾は、手の小指の次指の爪甲の上、肉と交わる者を取る。先ず手を取り、後に足を取る。」

<霊枢雑病篇>「聾して痛まざる者は、足の少陽を取る。聾して痛む者は、手の陽明を取る。」

 

嗌=えき・口へんに(益の旧字)・①喉下の食管をいう。<素問至真要大論>「嗌は粒を容れず。」<霊枢邪気蔵府病形篇>「嗌に下って還って出づ。」②あいとも読む。むせぶ。

 

太陰=手の太陰肺経

 

足太陽之外、厥陰内血者 鍼灸医学大系(語句の解)

王冰の注に「足の太陽の外、厥陰の内とは当に腨の内側、内踝の後の直上、則ち少陰の脈を謂うなり。・・・」

馬蒔の註には「・・・足の太陽の外、足の厥陰の内とは則ち足の少陰の脈なり。・・・」

 

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黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第十二節 語句の意味2の1-2

2013-02-13 09:28:49 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二

第十二節

 肺病者、喘欬、逆氣、肩背痛。汗出尻陰股、膝攣、髀腨胻足皆痛。虚則少氣、不能報息。耳聾嗌乾。取其經太陰、足太陽之外、厥陰内血者。

 

語句の意味2の1-2

逆気=下から突き上げる気。

逆気=衝気上逆のこと。⇒気逆(きぎゃく)<素問骨空論>「衝脈の病たるは、逆気裏急す。」

気逆=臓腑の気が逆上して病気の原因となるもの。

気逆=気が逆上して不順である病理をさしている。

気が順であれば平常であり、気が逆すれば病になる。

肺胃の気は降るのが順であり、肺気が逆すると喘促、咳嗽などをあらわす。

胃気が逆すると嘔吐、呃逆などをあらわす。

肝気は昇発を主るが鬱怒が肝を傷って、昇発がすぎると、また気火上逆をあらわし、頭痛眩暈・昏倒・吐血などの症状をあらわす。

<素問経脈別論>「太陽の蔵独り至るは、厥し喘し虚して気逆す。是れ陰不足、陽有余也。」

 

肩背痛=証名。肩背部は、足の太陽経の循行経絡で、肺の分野に属している。

本証は内傷性のもの、または風湿、風寒などの外邪の侵襲によっておこる。

若干の肺経の証候をともなう。<素問蔵気法時論>参照。

 

陰股=股の内側で陰部に近い所。

<素問挙痛論>「厥気、陰股に客す。寒気上りて小腹に及ぶ。血泣下に在りて相引く、故に腹痛陰股に引く。」

<素問刺禁論>「陰股中の大脈を刺す、血出て止まざれば死す。」

 

攣=筋肉の収縮力あるいは緊張力が増す現象をさす。

たとえば、手足の拘攣、搐搦などの症状がある。

搐搦=ちくじゃく・瘛瘲の別名。ひきつけのこと。発搐、驚搐、風搐ともいう。心肝の熱により目が一点を見つめ、手足がこわばり、手を握り、ビクつくこと。搦は手を握り固めること。

<医方考>「搐は四肢屈曲の名、搦は十指開握の義なり。」

 

髀=ひ・股部(大腿部)のこと。髀骨とは股骨をいう。

<霊枢骨度>「両髀の間は広さ六寸半。」

 

腨=ぜん・腓に同じ。俗にいうふくらはぎ。

小腿部の隆起した部分で腓腸筋に相当する。

 

胻=すね。はぎ。

 

少気=証名。①話す言葉に力がなく、呼吸が弱々しく短いものをさす。

多くは五臓の気虚、とくに肺気の虚損、中気の不足、腎気の損耗などによってあらわれる。

また痰濁・水飲・食滞あるいは気機の阻滞によっても少気はあらわれる。

<景岳全書>「少気は、気少なく不足を以て言うなり。」

<病源>「少気は臓気不足による故なり。」<素問玉機真蔵論>参照。

②気短してのびやかに通じないこと。

<素問平人気象論>「人一呼に脈一動、一吸に脈一動なるを少気という。」

<素問方盛衰論>「三陽絶し、三陰微なる。是を少気となす。」

<素問脈要精微論>「脾脈、搏堅にして長、其の色黄なるは、当に少気を病むべし。」

<素問蔵気法時論>「肺の病は・・・虚すれば少気し、息を報するあたわず。・・・其の経、太陰、足の太陽の外、厥陰の内血ある者を取る。」

<霊枢終始篇>「少気は脈口、人迎ともに少にして尺寸に称わず。足の如くなる者は、陰陽ともに不足す。陽を補えば陰竭、陰を瀉すれば陽脱す。是の如くなる者は、まさに甘薬を以てすべし、飲するに至剤を以てすべからず。」⇒気(き)。

 

報息=報は重復・接続、息は呼吸のことで、規則正しい呼吸をさす。

もし報息でないときは、短気して呼吸がつず()かない病証をあらわす。

虚喘の患者などに見られる。

<素問蔵気法時論>「肺病む者・・・虚せば少気し、報息することあたわず、耳聾嗌干す。」

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黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第十二節 語句の意味 1-2

2013-02-12 09:16:11 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二

第十二節

 肺病者、喘欬、逆氣、肩背痛。汗出尻陰股、膝攣、髀腨胻足皆痛。虚則少氣、不能報息。耳聾嗌乾。取其經太陰、足太陽之外、厥陰内血者。

 

語句の意味 1-2

肺=五臓の一つ。胸中に位置し、上は喉嚨に通じ、鼻に開竅し、諸気を主り呼吸を司る。

肺が吸入する清気と脾が運化するところの飲食の精微(穀気)は結合して輸布され、人体の臓腑の器官の各部分を栄養する。

肺はまた水道を通調し、水液代謝に参与する。

また心藏の血液循環を主持する働きも補佐する。

これにより肺気は清粛下降し、正常な機能を保持することができる。

<素問五蔵生成篇>「諸気は皆、肺に属す。」「経気は肺に帰し、肺は百脈を朝し、精を皮毛に輸し、・・・脾気は精を散じ、上は肺に帰し、水道を通調す。」

 

肺病=五臓病候の一つ。広く肺臓に発生する多種の病証をさしていう。

虚実二類に分けることができる。

実証の多くは外邪が肺を犯すことにより、あるいは痰熱飲邪が肺に蘊しておこる。

臨床的には、咳嗽・多痰・気急、あるいは胸痛、あるいは寒熱・微寒流涕などをともなうこともある。

虚証には陰虚と気虚、あるいは気陰両虚の区別がある。

肺陰虚の症状は乾咳少痰・喀血・失音・潮熱・盗汗などをあらわす。

肺気虚は咳嗽短気・音声抵弱・悪風自汗・鼻塞などをあらわす。

治療は病状の違いにより、去風宣肺・清熱潤燥・肅肺化痰・温肺化飲・滋陰降火・益気養陰などの法を用いる。

 

喘欬=喘して咳嗽するもの。

喘=病証名。呼吸が急促なこと。

<説文>に「喘は疾息なり」とある。

疾とは快速のことであり、息とは一呼一吸のことであるので、疾息とは、呼吸回数が正常な人に比べて速いことをさしている。

⇒喘証(ぜんしょう)。

<傷寒論釈解>「喘とは、気液、邪の為に壅がりて宣通するを得ず、胸中に逆し湊(あつ)まりて呼吸を阻礙(そがい)し、喉下に声を作すの称なり。」

<素問逆調論>「臥するを得ず、臥すれば喘する者は、是れ水気の客なり。」

喘証=単に喘といい、喘逆・喘促ともいう。

また、上気・喘息などともいう。

一般には、気喘と称されている。

呼吸急促を特徴とする一種の病証をさし、その発病は肺腎と密接な関係がある。

それは、肺の気の主であり、腎は気の根であるためである。

風寒・痰飲・邪火などが肺を壅阻し、気が宣降を失ったものは実、平素より虚弱であったり、長期患って元気が虧損されたために、肺気が主を失い、腎が気を納めなくなったものは虚に属する。

治療は、実喘は病邪の除袪を主とし、虚喘には培本摂納を主とする。

病邪が除かれず、しかも元気がすでに損なわれ、虚実が錯雑した症状を呈する場合は、扶正と袪邪を併用して治療を行うか、あるいは発作時には袪邪を、平素は扶正の治療法をおこなう。

また、内服薬ばかりでなく、針刺・灸法・薬物の穴位への敷貼法などを選用する。

気喘の発作時には咳嗽をともなう場合が多い。

もし、喘して気息が粗く、声が高く、喉中に痰鳴があって鋸をひくような音のするものは、哮あるいは哮喘という。

病因と臨床上の症状の違いにより、喘証を、実喘と虚喘という分類のほかに寒熱に弁別している。

 

咳嗽=欬嗽・がいそう・病証名。宋以前の書では咳も嗽も同じ意味に使用されている。

金・劉河間<素問病機気宜保命集>「咳は痰なくて声あるをいう。肺気傷れて清ならざる也。嗽は是れ声なくて痰あり。脾湿動きて痰をなす也。欬嗽は痰ありて声あるをいう。蓋し肺気傷れ、脾湿動くにより、咳して嗽をなす也。」これ以後、内経にもとづき、咳・嗽・欬嗽を同じ意味とする説と、河間に従って咳・嗽・欬嗽を区別して用いる者とがあり、統一した意見は成立していない。

欬嗽の発生は外邪の犯肺、臓腑の内傷が肺に及ぶなどの原因があり、よって「咳嗽は肺に止まらずして、肺を離れず」の説がある。

治則は外感によるものは袪邪宣肺の法を用い、内傷によるものは、臓腑の調理を主とする。咳嗽の分類は病邪にもとづいたものとして、傷風咳嗽・風寒咳嗽・傷燥咳嗽・燥熱咳嗽・痰飲咳嗽・寒嗽・熱嗽・湿咳・暑咳・火嗽・食咳・瘀血咳・時行嗽などがある。

臓腑分類より、肺虚咳嗽・肺咳・心咳・肝咳・脾咳・腎咳・大腸咳・小腸咳・胃咳・膀胱咳・三焦咳・胆嗽・労嗽・気嗽などがある。

更に咳嗽発生の時間と咳の特徴にもとづいて、久咳・五更咳・夜嗽・乾咳嗽・呷嗽・啞嗽・頓嗽などがある。各項参照。

 

漢方用語大辞典

 

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黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第十二節

2013-02-11 08:57:41 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ④ 黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二

第十二節

(原文)

 肺病者、喘欬、逆氣、肩背痛。汗出尻陰股、膝攣(1)、髀腨胻足皆痛。虚則少氣、不能報息。耳聾嗌乾。取其經太陰、足太陽之外、厥陰内血者。

(1) 新校正にしたがい、攣字を加える

(訓読)

 肺の病は、喘欬し逆氣し肩背痛む。汗尻陰股に出で、膝攣す。髀腨胻足皆痛む。虚するときは則ち少氣して報息すること能わず。耳聾し嗌乾く。其の經太陰、足の太陽の外、厥陰の内血あるものを取る。

 

ゴールド三養茶

ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。

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500g 15,750円


p181明治期まで天皇家の健康管理一切は漢方によっていた!

2013-02-10 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』

 

現代医療の誤りを正す

 

第3章 漢方薬は何に効くか

 

悪性腫瘍とガンの漢方療法

 

p181明治期まで天皇家の健康管理一切は漢方によっていた!

 

漢方でいう薬物療法というのは、異常を正常化すること、食物療法というのは人間が生きるための必要な栄養を効率よく体内に入れることです。

この二つの療法は、方法が違いますが同じ目的――つまり健康回復を目ざしているわけです。

 昔は中国でも日本でも、王族や貴族や豪商や将軍は医者を抱えていました。

天皇家は平安朝のころから天皇のおそばに侍医(じい)がいて、帝(みかど)の健康管理をしていました。

徳川家でも御典医(ごてんい)という侍医頭(がしら)が漢方、蘭方(らんぽう)あわせて十六人もいたのですから、宮中御用の侍医、帝の健康管理はたいへんなものだったに違いありません。

 その宮中席次をみると、食医がいちばん位が高く、まず、帝を病気にしないことがたいせつでした。

いまでいう食物療法、あるいは食餌(しょくじ)療法です。二番目が疾医(しつい)、病気を治療するいわゆる医師で、健康管理が悪くて帝が病気になったとき、漢方薬で薬物治療をします。

三番目に物理療法です。

あんま、はり、灸(きゅう)という治療で、彼らを検校(けんぎょう)といいました。

 そのほかに昔は導引(どういん)というのがありました。

いまのマッサージに似た療法です。

天皇家が蘭方をとり入れたのは明治になってからですから、明治までは漢方によって天皇家は健康いっさいを管理されていたわけです。

ひと口に食物療法といっても、二十数冊の本があって、肝臓病の食物療法、心臓病の食物療法などと、中国から伝わった療法が記載されているわけです。

帝の健康状態によって、正常なときの食事、病気のときの食事が決められているのです。

だから、町方の医者も食物療法と薬物療法を使い分けていたのです。

 現在のように、食事のカロリー、栄養一点張りの世の中では日本人の正常な食事というものはありませんし、成長さえ早ければよい――ということになります。

これでは豚肉のホルモン焼きを毎日食べているのがよい、ということになってしまうではありませんか。

 実際には日本人に肉食が広まって、栄養の行きわたりすぎた食事が病気を起こしている、これが現実です。

食物環境が変わって、日本人の食物療法は非常にむずかしい状態にあります。

 しかし、下々(しもじも)はそうですが、宮中では天皇に対する食事はいまも昔も変わらず、食医が料理を管理して、天皇の健康を日々、診断しているわけです。

 昔の書物を開くと、天皇家や将軍家や豪商などには、もう一つの健康管理で「養生(ようじょう)」というのがありました。貝原益軒(かいばらえきけん)が書いた『養生訓』の養生のことです。

生を養う事、いま流にいえばセックスのことです。

帝や将軍や貴族は、健康のために侍医が主人のセックス管理をしていたのです。

方法、回数などすべて侍医が主人に一対一で書いて見せ、それには「他言を許さず」という鉄則がありました。

いまでも、漢方の医書として貴重に扱われている『医心方』という三十巻の本があります。

この書物は平安時代に天皇家の侍医だった丹波康頼(たんばやすより)が、中国の漢方医書をもとにしてまとめたもので、徳川時代までは天皇家所蔵の医学の虎の巻だったのです。

この第二十七巻に「房内」という編が一冊にされています。

これには、いわゆる養生ことがたいへんくわしく書かれています。

それによると、性をたんに快楽としてみず、生を養う療法としてみていたことがわかります。

丹波康頼著 『醫心方』

 

醫心方 巻第廿七 養生

醫心方 巻第廿七 房内

 

 漢方が救う人体危機西洋医学一辺倒からの脱出

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