タイから書いた: 社会開発・社会発展研究

自由研究者が研究活動を通じて子どもに始まる人間の権利・貧困・社会の開発と発展について考えるブログ

International Day of Happiness 2022

2022-03-21 17:54:25 | 開発哲学・開発思想(Development Studies)

 皆さんこんにちは。竹田康展(Takeda, Yasunobu)です。
 
 世界は風雲急を告げています。危急存亡の秋(とき)にあるといっても過言ではありません。それはコロナ禍は厳しさを増した社会情勢において、ロシア連邦によるウクライナへの侵攻、正にそのことに尽きます。ウクライナから国境を越えて来る数百万単位の大量避難民の発生、経済制裁によるヨーロッパのエネルギー危機、穀物を主とした食糧危機、飛行制限による移動制約など、厳しい対応を迫られる事態が列をなしています。そうした事象から受ける影響は、経済制裁を受けたロシアのみならず制裁措置を発動した国々あるいは第三国においても甚大であるに違いはありません。

 今回の戦争に大義や正義はあるのでしょうか。独善的な道義に訴えた結果ではないのでしょうか。ウクライナの行動を予見したことで起こした戦争はあまりにも理不尽だと言わざるを得ません。短期間の間に万単位の命が失われ、数多の資産は灰燼に帰しました。未遂の行為への報復という言葉は見せしめでしかありません。現状を維持すること、支配的な立場を維持することに固執した結果による大量破壊は戦争による犯罪だと言わざるをえない、私はそのような立場に基づいて主張する他はありません。

 話を本題に移します。3月20日は国連によって定められたInternational Day of Happiness 2022でした。折しも多くの人々の幸福が危機に瀕する中ではありました。以下は私による公開文です。


 誰もが例外なく混乱の最中にある現代において、他者の苦悩は我等の苦悩であり、他者の幸福は我等の幸福である、
そうした物事を社会の事象と密接にかかわることを通じて意識することで、直接・間接に実態を感じざるを得ない、
そのような世界情勢にある、と私は世界を捉えています。

 ところで、

 災害あるいは世界的な感染拡大・パンデミックとしてのCOVID-19・新型コロナウイルスの感染拡大は、2年を経た今もなお世界を覆いつくすだけでなく、幾重にも積み上がることで大きな海面上昇となる津波のように、感染拡大による傷跡を癒す時間を与えることもなく人類に襲い掛かっています。また世界各地ではクーデター・国内紛争などの戦火は厳しさを増し、記憶に新しい事ではウクライナへのロシアによる侵攻は多くの無辜の人々の生命と財産を喪失と危機に陥れています。

 今求められること、それは諸々の社会問題への解決に向けて参画することにあるのではないでしょうか。何故ならば、パンデミックの拡大防止や戦火の停止を実現すること、それは破壊の連鎖をその逆の行動である生産の連鎖によって実現することであり、一人によって始まった生産的な行為が、一人また一人と広がることで破壊の連鎖を凌駕する、そしてやがては健康と平和を実現するに至るのだと私は考えるからです。      

 幸福と愛の全てはあなた・私が感じ思う世界に対して興味・関心を向けることに始まる、私はそのように考える者です。言い換えれば、自分に対しても他者に対しても心を閉ざすのではなく心を次々と開き、興味・関心を与えることを通じて平和を生産を実現するということでもあります。

 「志」とまではいきませんが、あなた・私の幸福と愛を実現するために、目的と課題を意識することで心の安寧と力を得ることこそ大事なことだと私は考えます。

 息苦しい世の中ではありますが、最後の最後に至るまで以上のような態度を誰に対しても取り続けたい、そのように私は思います。


今日はここまでです。

それではまた。

サワディー・クラップ!

新版 No.4



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