みなさま、こんばんは!
碁盤の左上の黒石が全滅しています。
今日は王座戦第三局が神戸のホテルオークラで
打たれました。
井山裕太王座(白番)芝野虎丸九段(黒番)
碁盤の左上の黒石が全滅しています。
白番の井山王座の剛腕ぶりが発揮されました。
とも言えるのですが、芝野九段もこの石を助けようと思えば、いくらでも助けられました。
ただ作戦上「生きるか死ぬか」という状況に持っていくのが勝つ確率が最も高い作戦であるということです。
芝野九段はこの石を絶対死なないと思って打っていたのではなく、ある程度の確率で「この石は死ぬ」と思って打っている訳です。
囲碁という勝負のアヤはそういうものなのですが、このあたりの機微は意外と理解されにくいという事は、分かっているつもりです。