観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

オバシギ

2014-05-13 13:52:29 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  4時33分 潮位230cm

今日の干潮時間 11時02分 潮位 37cm

15日の大潮が近づいて干潮時間が明るい日中になってきました。

朝方、干潟が現れる前には永徳スリップでキアシシギが5羽、干潟待ちで休息していました。

Photo_10

干潟が現れるまでは他のシギチドリも同じように護岸や岩場で休している姿をよく見かけます。

Photo_11

干潟が現れだすとダイゼンやハマシギの群れが後背地から飛来してきます。

5月も中旬に近くなったので、もういつ北へ旅立ってもおかしくありません。

Photo_12

白と黒のダイゼンの横に2羽、同じような大きさの鳥が顔を埋めて休息しています。

Photo_13

しばらく待つとやっと頭を上げてくれました。オバシギの夏羽です。
観察館のカウントで今春は最大でも3羽しか確認できていなくて。
最近はずっと2羽観察できていたオバシギのようです。
秋の渡りの時期には冬羽の地味な姿ですので、オバシギは春に見ておきたいシギです。

Photo_14

引き始めた干潟の先端ではハマシギの群れの中にアオアシシギです。
アオアシシギは春の渡りよりも秋の渡りに多く、7月下旬に藤前干潟に戻って来て11月頃まで多く観察できます。藤前干潟では毎年越冬する個体も観察できます。

Photo_15

トウネンがハマシギと一緒に足元近くまで飛んできました。
食べるのに一生懸命で、こちらの視線は気にしていなかように目の前を通り過ぎていきます。

Photo_16

干潟が広がってきたのでダイゼンやトウネン・ハマシギが他の干潟に移動したので、稲永公園沿いに戻ってみると足元にササゴイの姿が見えます。

 今日も2~3羽のササゴイが観察できました。

Photo_17

ササゴイは毎年のお気に入りの場所の岩場に行きたいらしく、少し現れだした岩場の上にを「キュゥ」と鳴きながら飛ぶ姿が良く観察出ました。

 今日は11時ごろから強い北西風が吹き出しシギチドリが散ってしまいました。
朝から平日の稲永公園にしては多くの方が観察や撮影に来ていた皆さん、今日の結果はどうでしたか?

 明日の満潮時間  5時07分 潮位238cm

明日の干潮時間 11時39分 潮位 23cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする