観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

専門学校生の来館

2016-05-27 22:31:37 | 春の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 8時31分 潮位210cm
今日の干潮時間15時11分 潮位 54cm

 

今日は、午前中は曇り空でしたが、午後からは陽が射してきて暑くなりました。

今日の野鳥観察館には、藤前干潟周辺の風景をスケッチするために訪れたグループや

神戸の専門学校の学生さんたちの来館がありました。

 

神戸の専門学校の学生さんたちは、現在、生きものに関わる仕事に就くために勉強しており、

今日は、藤前干潟の環境や生きものについて学ぶために訪れていました。

野鳥観察館のスタッフからは、鳥類調査の意義や方法、そしてその苦労、喜びなどをお話しました。

 

その後、野鳥観察を行い、この観察の途中に鳥類調査を体験してもらう目的で、

現在、飛来数が最も多いカワウの数をカウントしてもらいました。

慣れない望遠鏡とカウンターを使ってのカウントは若干大変そうでしたが、

学生さんたちのカワウのカウント結果は200~210羽の間で、みなさんのカウント結果はほぼ同数となりました!

 

この後、隣の稲永ビジターセンターのスタッフの案内で、カニなどの干潟の生きもの観察に出かけました。

神戸近辺には泥干潟があまりないそうで、ドロドロした干潟に入るのをとっても楽しみにしていた、という学生さんもいました。

今日は、ドロドロになりながら生きものを探していて、干潟をおもいっきり満喫できたようです。

今回の体験で、干潟の環境、鳥を始めとする干潟の生きものにこれまで以上に興味を持ってもらえれば良いな、と思っています。

 

さて、今日の藤前干潟のシギ・チドリの飛来状況ですが、

昨日よりさらに数が減り、キアシシギ4羽とチュウシャクシギ5羽のみが確認できました。

チュウシャクシギはクレーターのような干潟の穴ぼこで休んでいました。

 

さらに、最近、野鳥観察館前の水溜りには、スズメやカワラヒワの巣立ち雛が水を飲みに来ています。

今日はスズメが多数来ており、雛たちが親鳥に餌をねだってる姿も見られました。

 

明日の満潮時間 9時25分 潮位199cm
明日の干潮時間16時02分 潮位 66cm

コメント
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