名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。
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藤前干潟
今日の満潮時間 6時53分 潮位244cm
今日の干潮時間13時50分 潮位 20cm
雨が降りそうで降らない梅雨の天気です。
とりあえず、開館前に干潟の巡回へ。
薄曇りの天気ですが、今日もソリハシシギが羽が引き初めの干潟に飛来して来ました。
春や秋の渡りの季節には真剣に見ないソリハシシギですが、この鳥の少ない季節に旅鳥のシギが観察できることに感謝です。
葦原の水際には、だいぶ大きくなった5羽のヒナを連れたカルガモも観察できました。
まだヒヨコくらいの小さなヒナを連れたカルガモも見かけるので、このヒナ達は早い時期に生まれたのでしょう。
(スマスコ)
人が近づけない岸沿いには冬鳥のスズガモ♂2羽♀1羽、そしてホシハジロの♂1羽が観察できました。コガモやオナガガモ・ヒドリガモなどに比べ潜水ガモの仲間は毎年数羽が藤前干潟で夏を越しています。
先ほどのカルガモの親子が開けた水際まで移動してきました。
その先にはチュウシャクシギの群れが飛来しています。4・5月のシギ・チドリの渡りが終わり、多くが北の繁殖地に向かった後も、ソリハシシギと同じように藤前干潟や周辺の干潟で夏を越しています。
(スマスコ)
特にチュウシャクシギは毎年10羽を越す個体が藤前干潟周辺に残ります。群れは移動範囲が広く、木曽川河口などの干潟でも観察されています。
(スマスコ)
今日観察できたソリハシシギやチュウシャクシギの他に、毎年10羽程のダイゼンの群れも藤前干潟で夏越していましたが今年は確認ができていません。
(スマスコ)
午後になり導流堤の先端の干潟(観察館から1500m下流)には、繁殖を終えたウミネコの群れが飛来してきました。
群れの中には、第一回夏羽の個体が2羽と、今年生まれたと思われる幼鳥(チョコ!)が1羽入っていました。
(上写真 右から4番目がチョコレート色の今年生まれと思われる個体)
ウミネコは夏場の7月から9月に一番飛来数が増え、一部は藤前干潟で冬を越します。
今日観察できた主な野鳥
カワウ300、ササゴイ2、ダイサギ9、アオサギ10、マガモ14、カルガモ35、スズガモ3、ホシハジロ1、ミサゴ3、トビ2、コチドリ1、シロチドリ2、ソリハシシギ8、チュウシャクシギ32、イソシギ1、ウミネコ31 他
あす月曜日は野鳥観察館の休館日です。
月曜日の満潮時間 7時38分 潮位236cm
月曜日の干潮時間14時32分 潮位 35cm
火曜日の満潮時間 8時25分 潮位224cm
火曜日の干潮時間15時13分 潮位 53cm