藤前干潟
今日の満潮時間 7時58分 潮位252cm
今日の干潮時間13時48分 潮位 52cm
昨日の午前中は比較的暖かな晴れの日でしたが、今日の早朝は小雨が降ったり曇りの天気になったりと安定しない日でした。
風の吹いていない時間、葦原からはカサカサ、ピシッと音が聞こえてきます。
オオジュリンの群れです。
風があって蘆原が揺れている時にはあまり目立ちませんが、葦原では多くのオオジュリンが冬を越しています。
葦の葉鞘に隠れるようにして生活するカイガラムシを探しながら群れで葦原を移動していきます。
オオジュリンのオスの夏羽は喉にかけて黒くなりますが、4月後半にもなると東北や北海道の繁殖地に向かうため、藤前干潟では夏羽の姿を見る事は稀です。
ミサゴが狩りをしているのも観察できました。
ここ最近、魚を探すわけでもなく2羽が鳴きながら飛ぶ姿をよく見かけるようになりました。
繁殖のための相手探しでしょうか?
10時近くなって干出時間が近いた頃、導流堤で休んでいたヘラサギ1羽とクロツラヘラサギ2羽が浅くなった水面に降りて来ました。
葦原のすぐ手前で念入りな羽繕いをしていました。
お昼過ぎの最大干潮を迎えた頃には、3羽揃って採餌しているのも観察館内から観察できました。
3羽揃って採餌中。#藤前干潟 #Fujimae #BlackfacedSpoonbill #Spoonbill #クロツラヘラサギ #ヘラサギ #RamsarSite #Ramsar #shorebirds #waterbirds #sandpipers #wetlands pic.twitter.com/ZskIVZLg2X
— 名古屋市野鳥観察館 (@nagoya_yatyou) February 12, 2024
野鳥観察館前の干潟にもやってきていました。#藤前干潟 #Fujimae #BlackfacedSpoonbill #Spoonbill #クロツラヘラサギ #ヘラサギ #RamsarSite #Ramsar #shorebirds #waterbirds #sandpipers #wetlands pic.twitter.com/vBv75l8Z7x
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魚を捕らえているのも観察できました。#藤前干潟 #Fujimae #BlackfacedSpoonbill #Spoonbill #クロツラヘラサギ #ヘラサギ #RamsarSite #Ramsar #shorebirds #waterbirds #sandpipers #wetlands pic.twitter.com/kRACTIdIM1
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そして潮が高い時間には2羽しか見つけられなかったツクシガモも干潟の干出時間が近くなると、導流堤の干潟に昨日と同じく22羽を確認できるようになりました。
今季はツクシガモの飛来数が多く、藤前干潟周辺には50羽以上の群れが飛来して居ると思われます(名古屋市野鳥観察館調べ)。
ツクシガモに続いてハマシギの群れも飛来しました。今日は昨日よりも数が少なく700羽程度の群れです。
浅くなった干潟にはツクシガモやハマシギ、ズグロカモメが集まってきました。
今日の庄内川河口部では94羽のズグロカモメを確認し、最近飛来数が増えて来た飛島地区を含めると100羽以上のズグロカモメが飛来しているようです。
庄内川左岸の干潟も干出し始めると、越冬個体のアオアシシギが飛来してきました。
アオアシシギに続いて、もう1種。
アオアシシギと共に越冬しているアカアシシギです。
昨日の周辺鳥類調査で確認されたツルシギは毎年1月過ぎに一番早く飛来する旅鳥ですが、アカアシシギは昨年から越冬個体が確認されています。
導流堤の干潟に集まっていたハマシギの一部が左岸にも飛来して来ました。
時々旋回すると、胸や翼の裏側の白色がきらりと光って逆光でも目立ちます。
春が近くなって、藤前上空を群れになって飛翔するハマシギの姿が目立つようになり、越冬個体の移動も増えて来たようです。
ハマシギの群れがやって来ると、ハマシギが捕らえた餌を奪うためにズグロカモメが干潟に降りてハマシギを監視し始めます。
このズグロカモメの頭部もうっすら黒色になってきているように見えます。
短い時間でしたが、ツクシガモの群れも移動してきました。
これだけの羽数のツクシガモが藤前干潟にいることにまだ慣れません。
また、ダイシャクシギも観察館から比較的近く館内から観察できたタイミングがありました。
今日は干潟がかなり広がりました。
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野鳥観察館の前に干出した干潟にはダイシャクシギが飛来しました。 #藤前干潟 #Fujimae #EurasianCurlew #ダイシャクシギ #RamsarSite #Ramsar #shorebirds #waterbirds #sandpipers #wetlands pic.twitter.com/uaLA3Uvjxw
今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ207、ハジロカイツブリ5、カワウ531、ダイサギ27、コサギ3、アオサギ51、ヘラサギ1、クロツラヘラサギ2、ツクシガモ22、マガモ108、カルガモ171、コガモ215、ヒドリガモ83、オナガガモ1,248、トモエガモ5、オカヨシガモ13、ホシハジロ51、キンクロハジロ408、スズガモ116、ホオジロガモ1、オオバン3、ミサゴ14、トビ2、ハジロコチドリ2、シロチドリ10、ダイゼン31、ハマシギ730、コアオアシシギ1、アオアシシギ4、イソシギ4、ダイシャクシギ2、ユリカモメ110、セグロカモメ31、オオセグロカモメ6、カモメ24、ズグロカモメ94(飛島、藤前地区を含めれば100羽を超えている筈です。)
キジバト3、カワラヒワ10、ムクドリ13、ヒヨドリ4、ハクセキレイ8、ハシボソガラス5、オオジュリン18
令和6年02月12日現在、Lens Carrier System最後の黒の在庫も無くなりました。
多分本州では欲しがる人が想像できない、長期在庫のスノーカモは残っています。
今週末頃に届く予定のLens Carrier Systemは全てカモ柄となります。
黒をご希望の方はお知らせくだされば早急に追加輸入をおこないます。
明日、13日(火)は野鳥観察館の振り替え休館日です。
14日(水)の満潮時間 8時56分 潮位235cm
14日(水)の干潮時間15時05分 潮位 48cm