藤前干潟
今日の干潮時間 8時34分 潮位 95cm
今日の満潮時間15時45分 潮位203cm
昨日の20日(月)、コオバシギが1羽、今季初めて確認でき、今日も観察できました。
また、台風の影響で風が吹いているからか、アジサシ3羽を確認できました。
最近は残念な事ばかり起きます。
先々週は干潟に網を張られたり、昨日は葦の伐採行為があり、本当に悲しくなります。
2017.09.10、【昨日、葦が刈られた場所の約一年前の葦の様子。だいぶ葦の範囲が広くなっていました。そして、今頃はもっと葦が繁茂している予定でした。】
堤防補強工事で一旦は葦原がなくなったこの場所。
野鳥たちが安心して過ごせる環境(葦原)を少しでも早く取り戻すために、「ヨシ原再生中、ヨシ原の中に入らないようお願いします」の看板も掲げてあります。
その後、葦が少しずつ復活して来て、堤防下で野鳥を撮影しづらくなった昨年の秋から危惧していていたことでした。
今年の5月にも見通しが悪くなった部分の葦を切られていたので、最近の記事にも「葦の伐採行為はやめてほしい」、「野鳥を撮影できなければ堤防の上から行ってほしい」と書いて、野鳥観察館からもお願いしてきました。
19日(日)の午前中、左岸に人が多くなった頃に左岸へ向かった別のスタッフから、「葦が邪魔だから切ろうかな」とカメラマンが話していた、と報告がありました。
最近は休館日を狙って、悪い出来事が起きるので休館日の昨日20日の朝7時頃に左岸に出かけたところ、見通し良く葦が折られているのを確認しました。
今日の朝7時過ぎに再び見まわると、20日(月)の朝7時に確認していた場所以外の場所も葦が伐採される行為を確認しました。
私が20日(月)に現地を立ち去る際に2~3名のカメラマンを確認しました。その方たちが行ったとは思いませんが19日(日)夕刻以降に2回、2グループにより、葦が折ったり・切られた事になります。
恐らく、皆さんが庄内川河口に訪れた事が無かった昭和50年代には、猟銃を使った野鳥の密漁が多く、猟期の間はそのような行為の監視・通報を行ってきました。
それがデジタルカメラが普及した頃からは、色々な所で野鳥カメラマンが行った残念な行為が聞かれますが、まさか自分たちが昔から見てきた場所で同じような行為が行われると思ってもいませんでした。
今回の行為を行った人(誰と誰かは想像つくけど)、もう来なくていいです。
5月の折られた時の月曜日にも居ましたよね?
たぶん葦を折った人も、この「観察館日記」を見てると思います。
藤前干潟の野鳥情報を皆さんにお知らせするための「観察館日記」が、そのような行為を煽った事も考えられます。
今回の事でそのことを反省し、しばらくの間、記事の縮小を行わせていただきます。
藤前干潟の鳥たちの詳細・飛来状況については、名古屋市野鳥観察館に来ていただければ、今までどおり解説させていただきます。
明日の干潮時間 9時33分 潮位 83cm
明日の満潮時間16時30分 潮位217cm
簡単に行けるところでもないので「来館頂ければ」と言われてもなかなか行けないのでブログで見るのを楽しみにしてました。
残念です。
たしか植物の所有権はその土地の所有者に帰属するはずなので、国の管理する芦原を無断で刈ったのであれば器物損壊で訴えられる可能性がある旨をどこかに明記したらいかがでしょうか。
私もこの知識に確証が持てませんので、お調べの上ご検討ください。
ブログを見るのを楽しみにしていたと言っていただき、大変嬉しく思います。
しかし、今回のことを受けて、ブログの更新頻度は維持しつつも、しばらくは野鳥の写真の掲載枚数は減らして、ブログを更新させていただこうと考えております。
ご理解いただければ幸いです。
今回の件につきましては、行政を含めた関係機関に報告し、巡視を増やすなどの対応をとってもらえないかお願いしているところです。
コアオ様のアドバイスについても確認してみたいと思います。