名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。
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藤前干潟
今日の満潮時間 5時19分 潮位248cm
今日の干潮時間12時03分 潮位 30cm
今年の夏休みが始まってから、夏休みの宿題「夏の生活」のSDGsの課題のおかげで、本当に多くの小学生連れの家族が来館しています。
夏休みも残りが少なくなってきた今週末はさらに多くの来館者が。
さらに今日は港サッカー場で小学生の大きなサッカー大会があるようで、その家族なども来館していて、ほぼ常に望遠鏡がうまっている状況でした。
いろいろな質問もいただくので、スタッフも解説に大忙しでした。
夏休みはあと少し。熱中症や新型コロナウイルス感染症に、気をつけて宿題に、スポーツに、遊びに、いろいろがんばってくださいね。
さて、今日は毎月行っている藤前干潟周辺鳥類調査の日でした。
このところの梅雨空のような天気で、曇ったり晴れたり小雨に降られたりしながらもカウントを終えることが出来ました。
引き始めの干潟では、久しぶりにタヌキの親子3頭が見られました。冬場に見る姿と違って、夏場は体毛が短く貧相に感じます。
シギ・チドリの秋の渡りの第一回目のピークを迎える藤前干潟では、干潟が姿を見せ始めるとアオアシシギやソリハシシギ、キアシシギといった繁殖地が比較的近い種類のシギの群れが飛来して来ます。よく見ると上の(↑)写真中央後ろから2番目にコアオアシシギもいます。
見渡すと、こちらにも2羽のコアオアシシギがアオアシシギと一緒に餌を探しています。この↑コアオアシシギはどちらも幼鳥で手前は幼羽、後ろは幼羽から第一回目冬羽に換羽中です。
ソリハシシギの後ろにはトウネンの姿も。
トウネンはこの時期にしてはあまりにも少なく、藤前干潟全体で2羽しかカウントできませんでした。今年の春の渡りの季節でもトウネンの飛来数が極めて少なかったのですが、近年は春も秋もトウネンの飛来数が大きく激減しています。
館長時間が近づき、干潟が広がってくるとダイゼンの群れと共にオオソリハシシギが1羽、導流堤の干潟から飛来して来ました。
冬羽へと換羽中のオオソリハシシギでしたが、まだ夏羽の赤い色が目立っていました。
干潮時間になって永徳スリップから観察館前に干出する干潟には、昨日同様オバシギの群れが飛来して来ました。
オバシギの群れの中には2羽のコオバシギの姿(写真中央付近)が観察できました。
尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会合同藤前干潟周辺鳥類調査でカウントされた主な野鳥
カワウ625、ダイサギ46、コサギ18、アオサギ59、マガモ35、カルガモ292、コガモ1、オナガガモ1、ミサゴ4、ハヤブサ1、ダイゼン31、ケリ2、トウネン2、コオバシギ3、オバシギ9、コアオアシシギ4、アオアシシギ31、キアシシギ40、イソシギ11、ソリハシシギ80、オオソリハシシギ2、チュウシャクシギ4、ウミネコ171、コアジサシ3
コムクドリ他 合計37種、2,670羽 タヌキ3
明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。
月曜日の満潮時間 6時01分 潮位255cm
月曜日の干潮時間12時39分 潮位 32cm
火曜日の満潮時間 6時39分 潮位256cm
火曜日の干潮時間13時11分 潮位 40cm