観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

雨雲の様子を見ながら

2018-08-15 22:38:18 | 休館日

藤前干潟

今日の満潮時間 8時22分 潮位246cm

今日の干潮時間14時37分 潮位 56cm

今日は第三水曜日で野鳥観察館の休館日でした。

ここ数日は急な雷雨がある天気で、一時期に比べ気温が少し低くなりました。

このところの高い気温の時は、堤防に日陰の無くなる午前9時以降は鳥を見に行かない事に決めていましたが、今日は朝から時々強い雨が降って日陰のない堤防の上でも過ごせそうなので、満潮時間を過ぎた頃に空の様子を伺いながら出かけてみました。

大潮が終わったので、満潮時の潮位が低く、潮が引き始めるとすぐに水際にソリハシシギやアオアシシギ・キアシシギが集まってきました。

遠くで雷の音が聞こえていますが、天気が悪いのでカメラマンも散歩の人も少なく、鳥たちも落ち着いて休んでいます。

それでも時々人が通るとシギ・チドリ達は飛んでいきますが・・・

まだ干潟が干出していないので再び水際に戻ってきてくれました。

葦が伸びて見通しが利かなくなったので堤防の上にいる為、低いアングルからの撮影はできなくなりましたが、遠くの群れを撮って、無理やりトリミングすれば以前と同じような写真になります。

さらに、堤防の下にいると鳥たちが飛んできたのが分かりづらかったのが、堤防上からだと飛び回る姿が見えてシギ・チドリの背中も良く見えるようになりました。

何より、鳥たちの近くに寄れなくなったおかげで、鳥を飛ばす事も少なくなったと思います。
鳥たちはこちらをよく見ていて、散歩の人が通っても逃げて飛ぶことは少ないのですが、カメラを持った人が近づくと飛んで逃げることが多いです。

もう少しで干潟が干出しそうな時になるとダイゼンが飛来しました。

隣にもう一羽、少し下流にもう2羽のダイゼン

そのうちに導流堤の干潟も干出してきて、その干潟で休むカワウの群れの前にはホウロクシギが2羽。

その後、左岸の干潟も少しだけ出てきました。直ぐに何処かで休んでいた30羽弱のダイゼンが飛来してきました。

ダイゼンの群れと一緒にオバシギも入ってきました。

春に見た時ほどではありませんが、まだ夏羽が残っていて胸から腹にかけての黒斑が黒く目立っていました。

5羽飛来したオバシギのうち2羽は、まだ成鳥夏羽が目立つ個体でした。

そんなこんなでしばらく観察をして、スマホの雨雲レーダーを見ると、どんどん雲が近づいてきているようです。顔を上げて西や北を見ると空は真っ暗です。

雨に降られる気で出かけて来ましたが、十分堪能したのでここで撤収です。

 

明日も満潮時の潮位が高いので、10時前後から干潟の野鳥観察が出来る筈です。

明日・明後日と雨のマークが付いた予報が出ていますが、天候が悪い時ほど干潟にシギ・チドリ達が集まってきます。

もうすぐシギ・チドリの秋の渡り1回目のピークを迎えます。ぜひ野鳥観察館へお越しください。

 

明日の満潮時間 9時08分 潮位229cm
明日の干潮時間15時11分 潮位 81cm

8月17日(金)の満潮時間 9時58分 潮位211cm
8月17日(金)の干潮時間15時46分 潮位107cm

8月18日(土)の満潮時間11時00分 潮位195cm
8月18日(土)の干潮時間16時30分 潮位130cm

8月19日(日)の満潮時間12時30分 潮位185cm
8月19日(日)の干潮時間17時41分 潮位149cm

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