カンテレあんさんぶる

楊貴妃

中国の「楊貴妃」をタイトルとしたこの曲を私は今から13年程前にカンテレと25弦筝で初めて聞きました。
この曲はカンテレ奏者のエバ・アルクラさんと25弦筝奏者の中井智弥さんが作曲しました。
そしてこの二人がデュオを組んで初めての演奏でした。
会場はフィンランド中部のクフモという小さな町の教会でした。私はそこの町で開催されていたカンテレキャンプに日本から参加していた4人の方々と共に一緒に聞きました。
赤い緋毛氈が敷かれたその教会はとても荘厳な佇まいで、聞き終わった時私達は感激のあまり涙を流しました。そのくらい非常に印象的な演奏でした。

6月9日に開催された
EVA ALKULA & TOMOYA NAKAI 筝・カンテレ ジャパンツアー2019
で最後のプログラムはこの曲で、とても懐かしく聞きました。

私はフィンランドの沢山のカンテレ奏者から手ほどきを受けましたが、中でもエバさんは私にとって一番の師として仰いでいます。いつ聞いてもエバさんの演奏は素晴らしい。

エバさんの手から紡ぎ出されるその音は繊細且つダイナミックで音色もその曲によって違う。

演奏者から紡ぎ出される音は当然ながら演奏者の音楽性やテクニックの完璧性で違います。
カンテレはとても繊細で演奏する時は中々カンテレから手が離せないのですがエバさんの演奏は身体全体で音楽を表現します。エバさんが演奏しだすと会場全体がカンテレのオーラに包まれます。
智弥さんの親しみのあるトークも会場を温かくしてくれました。

沢山の方々に感動を与えてくれたエバさん、智弥さん ありがとう😊

そしていらして下さった皆様、本当にありがとうございました。
今回のコンサートは「よさこい」やその他色々なイベントと重なり集客するのがとても難しかったのですが、当日は満席となり本当に嬉しかった。

全ての皆様に感謝致します。
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