歌がうまくなりたい

「誰にでもわかる」「実感できる」カヌマミュージックスクールのレッスン風景

⑯声の出口は口だけ??

2019年05月08日 11時07分31秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

16回目のテーマは

声のボリュームについてです。

前回も述べましたが、声=口と思っている人が多いようです。
従って 声(口)を張り上げなければ ボリュームが出ないと
思ってしまいます。

さぁ 今回のポイントです。

一度 ハミングで 歌をうたってみてください。

口(唇)は閉じていますよね。舌も動きません。
注意してほしいのは 歯だけです。歯をくいしばらずやってみてください。

ハナの音はン(ム)ーですが、ハナの前の方で音を響かせたいので
「フン フン」の積もりでどうぞ。

どうですか。口を使わなくても 音程もとれ、音も伸ばすことが
出来るでしょう。

要するに 口を使わなくても メロディを奏でることが出来るのです。

そして 練習次第で ハナは素晴らしい楽器になってくれます。
音程はおろか メリハリだって思うがまま。

ボリュームについてですが、軽く ンーとハナを響かせながら 口を
「ア」の口にしてみましょう。
口を開ければ 「アー」。閉じれば 「ンー」。

さぁ 今度は 「ンー」を強く響かせ、同様に 「ア」の口に。
どうですか。先ほどの 「アー」より、強い 「アー」になったでしょう。

声のボリュームを調整してしているのは 口だけではありませんよ。
ところが 口に力がはいると ハナの音は響かなくなり、結果
声を張り上げることになってしまいます。

皆さんも不思議におもったことがあると思いますが、口を大きく開けないで
ボリュームたっぷりに歌っているプロ歌手が多いことを。

答えは ハナの音 です。もちろん 声はお腹から出ていますが、
声の出口は 口だけでなく 口とハナ両方あることをお忘れなく。

最後に 注意として、ハナ音練習の際、CD、テープ等の歌、ないし
カラオケをかけてやってください。
それなしだと ただの鼻歌になってしまいます。
ちゃんと リズム(テンポ)に乗せてやってください。

上達のコツです。


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